情治国家・韓国の一挙一動の記録! 加藤達也・産経前ソウル支局長「なぜ私は韓国に勝てたか 朴槿惠政権との500日戦争」より
2016.02.06 Saturday 02:55
くっくり
【大統領の意向や利害、快不快が忖度されながら動いていく。まるで中世のような韓国の国家権力システムを、私は今回はっきりと目にしました】
【結局は安易な謝罪、遺憾表明をしなくてよかったと心の底から思っています。水面下で話し合いを持って、遺憾の意など示して折れてしまえば、将来も問題を蒸し返されて延々と弱みになりかねないことは、日韓の歴史が証明しています。中途半端な妥協をしなかったからこそ、無罪になったと私は確信しています】
【なぜ私は韓国に勝てたか。その問いかけには、この不可解な隣国と今後も付き合っていく上での有効なヒントがあるような気もします】
日本では近年、韓国の“病理”を解説する本が多数出版されていますが、この本はそれらとは一線を画しています。
“病理”の全てを凝縮したような今回の「事件」に巻き込まれた当事者が、一部始終を詳細に記録した手記だからです。
もしこの本が日本でベストセラーになったら、韓国や朴槿恵政権に対する、無形の“圧力”になるかもしれません。
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「事件」の経緯、加藤さんをめぐる韓国側の動き、公判でのやりとりなどが、時系列で丁寧にまとめられています。
当事者なのに、非常に冷静な筆致です。
出来事ひとつひとつの客観的な説明と、なぜそういうことが起きたのかという加藤さんなりの考察、それらがとても上手く織り交ぜられています。
「事件」をほとんど知らない人にも分かりやすい内容ですし、ある程度知っている人もよりいっそう理解が深まるでしょう。
私は産経新聞の購読者で、ネットの産経ニュースもわりと熟読しているので、「事件」に関してはかなり詳しいと自負しているつもりでしたが、それでも初めて知る話がたくさん載っていました。
巻末には【加藤裁判記録 主な攻防】が添付されています。
全体の4分の1、ないしは5分の1ほどのボリュームです。
その冒頭には、こんな説明があります。
【全体のやりとりを約半分にまとめましたが、裁判の論点に関する部分の攻防については、ほぼそのまま残しています。法律よりも国民感情が優先され、「情治主義」とさえ言われる韓国。その緊迫した法廷内の様子がおわかりいただけるかと思います】
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