『空母いぶき』はリアル! 元防衛大臣・元海将らが解説
2016.01.23 Saturday 02:50
くっくり
潮さんは、さらに、「実際の場面でも『組織的計画的な武力攻撃ではないかもしれない』との期待なり希望の下に防衛出動の発令が遅れる可能性はあるのでは」と言いますが、小野寺さん、伊藤さんともに「それはありえない」と反論しています。
防衛出動の発令が遅すぎるなど、お三方のような専門家から見れば弱腰に映る日本政府の対応ですが、相手を刺激するからやめろというデモが起きたり、マスコミが反発したりという場面も作品では描かれています。
これはすごくリアリティーがありますよね。
実際同じようなことが起きたら、SEALDsあたりが絶対そういうデモをやるだろうな〜(^_^;
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漫画から離れた一般的な話として、印象的だったのはこのやりとり。
「(平和ボケ日本と言われるが)日本政府は意外にしっかりしているのですよ」(伊藤俊幸さん)
「突然問題が起きて、さあどうするのか、ということはまずありません。かなり前からいろんな動きを察知して、数日前からこういうことがあるかもしれないとフォローしているわけです。報告は24時間来ています。国民の皆さんが思っている以上に、大臣には日ごろから色々なことが情報として入り、指示していると考えていただいていいと思います。(中略)皆さんが思っている以上に政治はいろんなところに入っているわけです」(小野寺五典さん)
うーーん、頼もしい!?
日本は、統合運用(陸海空の一体的な活動)が意外としやすいという話もありました。
日本のいいところは、幹部自衛官が防衛大学校で一緒であることだそうです。
他国のように幹部学校から陸海空が分かれているのではなく、一番大事な時期は同じ屋根の下で共に寮生活を送り、ベッドの上下で寝ていると。
そのあと道は分かれていくけれども、時々は幹部学校などで一緒になることもあり、結局みんな「同期」であると。
そうすると、いざという時は実は昔からの仲間なので、本当の意味での人間関係の亀裂はない。
学生時代のいい加減な頃から全部見ているから、相手の腹の中まで全部分かっているそうです。
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