『ザ・コーヴ』の反証映画『ビハインド・ザ・コーヴ』1月30日公開
2016.01.11 Monday 03:14
くっくり
映画の意図は伝わり、モントリオール映画祭の上映会後、日本人だけでなく、海外の方からも町民を気遣う声が聞かれたそうです。
映画祭、1回目の上映は9月4日。
質問タイムでは予想と相反し、観客からたくさんの好意的な声が上がりました。
質問は設定時間を上回り、八木さんは劇場を出てからも囲まれました。
八木さんが依頼したベテラン通訳の方(同映画祭で2014年に吉永さゆりさんの通訳も担当)は、「長年、日本の作品の通訳を担当してきたが、ここまで質問が出されたものはなかった」と驚いていたそうです。
現地のカナダ人からの反応も良く、「活動家はまだ来ているのか」と太地町を心配する声や、人種差別の問題に反応を示す人もいたそうです。
映画のストーリーの中に出てくる、一神教から多神教への押しつけの話は、クリスチャンの心にも響いたようでした。
9月7日の最終上映会。
1回目の上映会の様子が日本で報じられたこともあり、会場は大入り。
質問タイムではこんなことがあったそうです。
最初に勢いよく手を挙げた西洋人の女性が「これはプロパガンダ映画だ」と批判しました。
が、八木さんが冷静に言葉を選んで説明し始めた途端、彼女は会場から出て行き、会場からは失笑がもれたそうです。
次の観客からは「活動家が来るかもしれないのに、質問タイムを設定したことは勇気がありますね」との声が。
映画の制作自体にも「勇気ある作品」と指摘する声が相次ぎ、「鯨の歴史の部分が興味深かった」という感想もあったそうです。
その後、このようなこともありました。
映画祭の閉会式典が終わった時のこと、あるスイス人の女性が近寄ってきて、「上映会では質問することができなかった」と言った上で、こう言ったそうです。
「アメリカで『ザ・コーヴ』を見て、日本側の意見を聞いてみたかった」
欧米の人々は、反捕鯨サイドの主張を聞く機会には多く恵まれていますが、逆の立場(日本など捕鯨国)の主張を聞く機会はあまりありません。
月並みなことをあえて言いますが、声をあげることの大切さを思い知らされます。
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[YouTube>「南氷洋捕鯨の歌」]
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