なぜ朝日は慰安婦虚報を続けたのか?「崩壊−朝日新聞」より

2015.12.27 Sunday 03:20
くっくり



 長谷川氏は、『WiLL』を含む様々な媒体が朝日の慰安婦報道の疑問点を追及し続けていたことがずっと気になっていたので、まずは『AERA』でそれを徹底的に検証する特集を組むべきはないかと考え、少なくとも二回、企画案を提出したそうです。

 が、本紙がやらないことを子会社の雑誌が取り上げるわけにいかなかったのか、やはり却下されてしまったと。

 その後、朝日自身が検証記事を出しましたが、内容があまりに酷かったので、それを機に『AERA』の仕事をやめ、『崩壊−朝日新聞』の執筆のために取材を始めたのだそう。

 長谷川氏によれば、朝日新聞社内では、もちろんおかしいと思っていた社員はいたかもしれなかったものの、検証すべきだとか、批判に応えるべきだという声はなく、取材を重ねても、それは同様だったそうです。

 朝日社内で議論ができなかった原因は、社員らがある考え方にとらわれていたからで、それを長谷川氏は2つ挙げています。

 1つは、「批判は朝日にケチをつけるものにすぎない。記事は事実だ」。

 もう1つは、「記事に多少の疑問はあるかもしれないが、大筋は合っているのではないか。旧日本軍が悪事を働いたのは事実だろうから、細部の間違いは問題ではない」。

 長谷川氏が指摘する、もっと根本的かつ朝日に特有なのは、「過去の否定、弾劾」が朝日の「大義」となってしまっていることです。

 すなわち、旧日本軍を叩くことは、朝日社内で「大義」となっているので、なかなか疑問を提起できない風潮が朝日社内にはあると。

 もうひとつ、とんでもない心違いではあるが、朝日社内の人たちは自らを「日本の代表的新聞である」と思い込んでいると。
 だから、間違いを認めてしまうと、その看板に傷がつくのだと。

 この人たちはジャーナリズムを何だと思っているのでしょうね(-.-#)


 それにしても、戦前戦中にあれだけ戦意高揚記事を書いて、国民を煽った朝日が、なぜ何事もなかったように、旧日本軍を叩けるのでしょうか?
 恥ずかしくないのだろうか?

 …と、私なんかは素朴な疑問を抱くのですが、ここで長谷川氏が指摘しているのが、終戦3ヶ月後に掲載された「国民と共に立たん」という、反省の「宣言」です。

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[画像とテキストは浅見真規さまのサイトより。画像はクリックで拡大]

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