夫婦同姓に合憲判断! なぜか議論されない「子供の姓」
2015.12.18 Friday 02:32
くっくり
「欧米がこうだから日本もこうすべきだ」と、西洋の文化を表面だけなぞって真似して、失ってしまった日本の伝統や文化というのは、すごく多いんじゃないでしょうか。
日本も社会通念が大幅に変化したり、別姓導入が合理性を持つようになれば、それはそれで考えるべきだと思いますが、少なくとも現時点ではまだそうした状況には至っていないでしょう。
左派メディアは、「国連も別姓導入を勧告している」という点も強調しますが、日本への勧告にあたっては、別姓導入に向けて活動する複数の団体が積極的に資料提供してきた事実があります。
外務省関係者は、「偏った内容が散見されることは確か。そうした情報を後ろ盾に日本について間違ったイメージを植え付けようとする動きもあり、精査が必要だ」としています(産経 2015.12.16 21:17)。
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夫婦別姓の議論で、ほとんど考慮されていない問題があります。
それは、秦郁彦さんも指摘していた、「子供の姓はどうするの?」。
テレビでこの視点で語っている人を、私はほとんど見たことがありません。
日頃から「子供の人権を守れ」とか言っている人も、なぜかスルーです。
image[151218-02sazae.jpg]
[竹田恒泰さんが考えるサザエさん。2015年11月15日の「そこまで言って委員会NP」より]
「夫婦別姓」とは同時に「親子別姓」でもあります。
また「きょうだい別姓」にもなりえます。
(子供を作らないご夫婦は別として)
一人っ子の場合、どちらの姓にするか夫婦で揉めませんか?
2人以上作る予定があったとしても、最初の子をどちらの姓にするか揉めませんか?
夫婦は納得したとしても、夫の両親と妻の両親で取り合いになりませんか?
また子供が3人以上で奇数の場合も、やっぱり揉めませんか?
別姓を導入した諸外国では、子供の姓をどちらにするかで夫婦が揉めた際、裁判で解決することがほとんどだそうです。
仮に日本で別姓を導入した場合もこれに倣うのでしょうが、こうした経緯を経て決まった姓に愛着を持てない子が出てくることも予想されます。
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