戦後の刷り込みが“感化テロ”を招く!テロ防止の基本は完璧に守ろうとしないこと! 青山繁晴「インサイト・コラム」

2015.12.16 Wednesday 17:04
くっくり



櫻井浩二
「あ、そうですか」

青山繁晴
「なぜかと言うとですね、そのホテルのレストランとか、あるいはその周りのカフェ、えー、オープンカフェも含めて、もし、もしも、まあ、昼間行かれる時に、下を見ていただくと、たとえば足下のタイルに、ほとんど全部血が染みこんでるんですよ」

櫻井浩二
「へぇーー!」

本庄麻里子
「えーー!」

青山繁晴
「今現在もです」

櫻井浩二
「あぁ、そうですか」

青山繁晴
「もう拭いても拭いても、拭ききれない。つまりずっとテロに襲われてて、もう、すさまじい数の、何百人、いやいやもう千人を超える普通の、食事してた市民が殺されてるんですよね」

櫻井浩二
「ほぉ〜〜」

青山繁晴
「ところがそこにドッと市民が繰り出すんですよ、毎晩毎晩」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「で、家で食べた方が安全でしょと僕は何度も何度もここに行って聞いたんですけれども、そうするとテロに負けることになるから、私たちはあえてここに来て、みんなで食事するんですよと」

image[151216-07cafe.jpg]

櫻井浩二
「なるほど」

青山繁晴
「で、パレスチナを占領してるイスラエルが正しいとは言いません。ね。テロもそこに原因があるんですけれども」

櫻井浩二
「ええ」

青山繁晴
「しかしなぜこの例を引いたかというとですね、私たちが学ぶべきは、必要以上に、実態以上に、被害意識を持たない」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「これはですね、あえて申しますと、福島原子力災害のように、実際に起きた事故よりも、大きくしてしまわない」

櫻井浩二
「う〜ん」

青山繁晴
「で、これはテロ対策の基本中の基本で、すいません、一瞬英語なんですけども、mitigationって言うんです。カタカナで言うとミティゲーション、これ緩和って意味なんですが、完璧に守ろうとすると、かえって被害を大きくする」

櫻井浩二・本庄麻里子
「ああ〜」

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