パリのテロを口実にウイグル弾圧をますます強める中共

2015.11.28 Saturday 03:29
くっくり


 明らかに事件の断片だけを報じたものでした。
 これで「組織的で綿密に計画された重大なテロ」とあたかもウイグル人によるテロだと断じているわけです】

【トルファンのルクチュンという町でも2013年6月に大規模な虐殺がありました。
 約400人がヘリコプターによって殺されたのです。
 先ほど無人機による爆撃を紹介しましたが、同じようなやり方です。
 同年4月にはカシュガル地区マラルベシ県でも多数の死者が出ています】

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[10月20日に参院議員会館で記者会見を開いた際のラビア・カーディルさん]

 そして、私が冒頭に書いた、「中国共産党がパリ同時多発テロを口実に、ウイグル人への弾圧をますます強めているのではないか?」という危惧が一気に爆発したのは、次の記述を目にした時でした。

【ISの問題が起きた後、中共は盛んにウイグル人とISとを結びつけて弾圧を加えています。
 私たちはこうした国家テロの犠牲者です。
 生きる術や環境を失ったウイグル人が自分の財産を売り払い数千、数万単位で難民として外国へ流れ出るのもこのためです】

15日トルコで開かれた主要20カ国・地域(G20)首脳会議の非公式の場で習主席は「中国も新疆ウイグル自治区のイスラム勢力から深刻なテロの脅威を受けている 被害国であり、中国のテロ撲滅も支持してもらいたい」という趣旨の発言も行ったという。 民族浄化を正当化したいだけでしょう!

— トゥール ムハメット (@etman09) 2015, 11月 19

 その後、産経新聞にもこんな記事が出ていました。

中国の敵は「イスラム国」より少数民族 パリの同時テロ受け 撲滅口実に監視強化か(2015.11.26 22:17)
【北京=川越一】中国の習近平指導部はパリで起きた同時多発テロを受け、テロ撲滅に向けて国際社会と協調する方針を示している。ただ、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」との戦いでは具体的な行動はみせておらず、国内の少数民族への監視を強める“口実”に利用されることも懸念されている。(以下略)


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