「テロリストと対話せよ」が攻撃される要因を作る!テロの背景に大国の甘えと油断! 青山繁晴「インサイト・コラム」
2015.11.18 Wednesday 19:18
くっくり
青山繁晴
「すなわち、空港の職員の中に、協力した人物が、いる恐れがあって、えー、チェックイン、検査の終わった手荷物に、爆発物を紛れ込ませた疑いがあると」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「それから今回のパリは、これは、たとえばフランス国民が、特に若い人がシリアに行って、自称『イスラム国』と一緒に、戦闘行為に参加して、それでフランスに戻ってきて、いわば人を殺すのに慣れた状態で、帰国テロを起こす、こういう、えー、帰国テロっていうのが心配されてました」
櫻井浩二
「ほぅ〜、はい」
青山繁晴
「それからさらに、ご承知のとおり、最近のヨーロッパは、このシリアから端を発した、大規模な難民が入ってきて、それに非常に苦しんでいるわけですけれども」
image[151118-03nanmin.jpeg]
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「その中に、テロリストが難民に偽装して、偽装難民テロを起こすんじゃないかと、いうことも、実は僕のような民間の実務者も含めて、官民を問わず、テロ対策の実務者の間では、ずっと懸念されてきたこと、あるいは予測されてきたことばかりなんですよね」
櫻井浩二
「ああ〜、はい」
青山繁晴
「もう一度言います。インサイダーテロ、帰国テロ、偽装難民テロ、みんな心配され予想されていたのに、それを全部実行されてるっていうのが、この最近の一連のテロ、なんです」
櫻井浩二
「ははぁ、そうですね」
青山繁晴
「ということは、何を物語るかというと、せっかく懸念、予測していたのに、対策が実に甘かったということなんですよね」
櫻井浩二
「う〜ん、はい」
青山繁晴
「で、たとえばロシアのチャーター機テロっていうのは、エジプトの空港、特に、意外にも観光地の空港っていうのは、警備の甘い状態がかねてから指摘されてて、で、それも空港職員、あるいは、警察官の中にも、賄賂を渡せば、この手荷物検査、勘弁してやるとか」
image[151118-04kensa.jpg]
[エジプト・シャルムエルシェイクの空港で、保安検査を受ける観光客]
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