スーチーで大丈夫?ミャンマー政権交代へ

2015.11.14 Saturday 03:11
くっくり


 そして、日本のマスコミは、何故スーチーの言うことだけを報道して、このようなすばらしい援助の場所を取材しないのかと思った】

 眞悟さんが最初にミャンマーに入ったのはそれより前、平成6年(1994年)5月ですが、当時すでにこのような感想を持ったそうです。

【アウン・サン・スーチーの言っていることは、英国流・米国流の民主主義を直ちに実現させない政権はすべて悪だと言うに等しくミャンマーの現実を無視していた。事実、彼女は英国で育ち、英国人の夫と子供の家族とともに長年英国に住んでいてミャンマーを知らなかった】

 眞悟さんのような保守だけではなく、左派の中にも厳しい見方をしている人もいます。

 先ほどリンクを貼った、
虐殺僧侶を容認しているアウンサンスーチーの正体(カレイドスコープさん 2013.05.30)
 は、こう指摘しています。

「ミャンマーは、西側が一から十までお膳立てした“偽装の民主化”を進めている」

 スーチー氏はもはや民主活動家ではなくて政治家です。
 政治は“現実”ですから、これからも私たちが首を傾げる言動がどんどん出てくることでしょう。

 もちろんそれが一概に悪いとは言いません。
 ただ、日本では未だにスーチー氏に幻想を持っている人が多いようです。

 テレビの情報番組など見ていても、コメンテーターが「スーチーさんはリーダーシップあふれる素晴らしい指導者」とか、「同じ女性として憧れます」とか、そんなレベルの話をしています。

 今後、NLDが政権を取り、彼女が運営に直接関与するのは確実なんですから、この際イデオロギーに関係なく、日本人全体がスーチー氏という人を見つめ直す必要があるでしょう。

 私も軍事政権(およびその流れを汲む現在の政権)が良いとは思っていません。
 ただ、政権交代後、かえってミャンマーが混乱に見舞われたりしないか?と心配なんです。

 よけいなお世話と言われるかもしれませんが…。


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