70年間同じ茶番を繰り返している日本のリベラル! 石平×有本香「リベラルの中国認識が日本を滅ぼす 日中関係とプロパガンダ」より

2015.11.07 Saturday 03:21
くっくり



 そこのあたりの解説も、読みどころです。

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 基本的に安倍外交を支持しているお二方ですが、それでも対中国については評価できない点があると言います。

 国民の目には過去の首相より強い姿勢に見えるけれども、実際は中国に対して及び腰であると。

 特に、尖閣諸島や南シナ海の問題。

 そもそも、なぜ、今、中国が海へ出張ってくるのか?
 それは日本の外交に戦略性がないから。

 中国は海に出るために陸の問題、たとえばロシアやインドとの領土問題解決に力を注いできた。

 日本は「中国を陸上のことに忙殺させるよう仕向ける」ための戦略性がなかったため、中国が海洋へ出てくることを許してしまった。

 これは安倍総理だけの問題ではなく、長年の日本の無策が招いた当然の結果。

 東シナ海と南シナ海を中国海軍に完全に押さえられてしまえば、日本は終わりで、残る選択肢は2つしかないと、石平さんは言います。

 一つは座して死を待つこと。
 もう一つは、中国の軍門に降ること。

 中国人が大挙して押し寄せてきた場合もそうです。

 彼らが日本を「我がものにしたい」と思い、日本人が抵抗しなければ、どんどん日本は日本でなくなっていく。

 有本さんは皮肉を込めて、こう言っています。

「日本は奇跡の国ですね。これほど無防備なまま、こんなに豊かに栄えていて、今のところ華人支配圏ではないのですから」

 言われてみれば確かに…。
 よく今まで無事でいられたものです!

 華人支配圏に呑み込まれるのを食い止めるための策として、有本さんはこう提言します。

「これまでなぜ、日本人が華人支配圏にならなかったのか、中国とは異なる文明であり続けられたか、についての探求が大事な作業となります」

「歴史に学び、己を深く知ることこそが結局、異文明の浸食による滅びを防ぐ唯一の手立てなのではないか」

 敵(中国)の脅威を食い止めるには、敵を知ることはもちろん、自身(日本)について知ることもまた重要。

 これって、当たり前のように見えて、意外と忘れられている視点ではないでしょうか。

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