産経新聞的ちょっといい話(2)(読者投稿欄より)

2015.10.31 Saturday 03:05
くっくり


 2014.7.16
 元公務員 盛岡啓夫(76)大阪市東淀川区

 新聞を読んでいて、自衛隊が今年、創設60年を迎えたことを知りました。私も五十数年前、北海道の自衛隊に勤務していました。

 当時は援農支援と称した農作業の手伝いがありました。北海道の春と秋は短く、田植えや稲刈りは急ぐ必要があったのです。作業の合間に、農家の方々と親しく話をしたことを今も覚えています。

 しかし、自衛隊を見る社会の目は冷たく、制服姿で休暇に実家へ帰省すると、列車の中で肩身の狭い思いもしました。

 今では自衛隊に対する国民の目もずいぶん温かくなりましたが、それでも「自衛隊嫌い」を公言する人たちがいます。

 彼らは、地震や台風で自分や家族が危険な目に遭っても、自衛隊に助けを求めないのでしょうか。他人の命を救うため、わが身も顧みない隊員の姿に何も感じないのでしょうか。国民のために働く自衛隊員を悪く言うのはやめてほしいものです。

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※画像は京都の賀茂別雷神社(上賀茂神社)。
全国の一の宮リスト。地方別に紹介してくれてます。

【兵隊さんの思いとキャラメル】
 2014.9.2
 日本語講師 毛利知愛(45)東京都大田区

 自宅のマンションから新幹線の線路が見える。かつて近所に住む80代の女性がその景色を眺めながら語ってくれた。

 「戦時中は、新幹線が走っているところに、兵隊さんが乗った列車がたくさん通ったのよ。品川を出て戦地にいっていたのね」としみじみ。「兵隊さんの列車が来るのが分かると、子供は、丘を転がるように降りて、手を振って兵隊さんの歌を歌って見送った。そうすると窓を開けて、ぱーっとキャラメルを投げてくれた。私たちはそれがうれしくて」という。

 この話を聞いたとき、涙があふれてきた。私の子供は今、中学生。戦時中、この子と同年代の子供たちに送られて戦地に向かう兵隊さん。窓からまいたキャラメルにどんな思いが込められていたのか。

 新幹線がまた通過していく。命をかけて未来の日本の子供たち、国のために戦った日本人に、心から感謝したい。

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