ユネスコにどう対処すべきかを考えてみた…Tweetまとめ15.10.01〜15.10.15

2015.10.17 Saturday 02:29
くっくり



 また、「慰安婦問題」が今回の記憶遺産登録から漏れた後、ユネスコから中国に対して関係国と協力申請するように勧告があったことが判明。
 ユネスコは公式にはこれを否定しているものの、中国は正式にこれを認めています。

 つまり、ユネスコは「慰安婦問題」登録に向け、前向きに動いているのです。
 このまま放置していたら、次回(2年後)の審査で「慰安婦問題」もあっさり登録されてしまうでしょう。

 ですから、まずは以下のようなことを日本政府はアピールし(拠出金削減などもちらつかせながら)、ユネスコに改革を求めていくべきではないでしょうか。

●「南京事件」については日中で大きく見解が分かれているのに、中国が強引に登録申請した。これはユネスコの政治利用である。
●見解の分かれる案件(次回申請されるであろう「慰安婦問題」も含め)の登録は、国家間や民族間の対立を生み、「人の心の中に平和のとりでを築く」というユネスコの趣旨に反する。
●一方の主張だけを聞いて登録されたことで、日本人の心にユネスコへの不信感が生まれている。

 日本は多額のお金を出しているわけですし(拠出金1位のアメリカが現在は支払い停止しているので日本が実質1位)、ユネスコのあり方に対して、それ相応の主張をする権利があるはずです。

 ……というのが、現時点での私の考えです。

 前のユネスコ事務局長だった松浦さんによれば、中国のロビー活動というのは、たとえば勉強会を開くなどして、色んな国の人たちに「南京大虐殺」がさも事実であるかのように吹き込んでいったそうです。

 中国の徹底した反日プロパガンダには、並大抵のことでは太刀打ちできないでしょう。
 日本の外務省は本当にあてになりませんから。
 でも、私たち国民はあきらめずにお尻を叩いていくしかありません。

 ただ、今回の件、日本にとって何もかもが悪かったということもなかったと思います。

 ユネスコという組織が中立でも公正でもないこと、そして坂元教授の言うように「協調を重視し、我慢し続けても、必ずしも良い結果につながらない」ことに多くの国民が気づいたのは、それなりの収穫だったのではないでしょうか。

 何よりもまず、国民の意識から変えていかないとダメだなと改めて感じました。

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