戦後の思い込みも刷り込みもちゃぶ台返し!「青山繁晴の『逆転』ガイドその1 ハワイ真珠湾の巻」

2015.10.05 Monday 01:28
くっくり


 何とこれは、ハワイの真珠湾展示館(Exhibit Pavilion)の展示物に添えられている説明です。
 
 この展示館はアメリカ政府の建物なので、展示されている説明は全てアメリカ政府の公式見解です。

 青山さんはもうずいぶんと前にこれを現地で最初に読んだ時、腰が抜ける気分だったそうです。

 このように、思い込みや刷り込みを「逆転」させる、そんな旅へと誘(いざな)ってくれるのが本書です。


 青山さんが社長を務める独立総合研究所の会員制クラブIDC(インディペンデント・クラブ)の、ハワイ真珠湾ツアー。

 今年3月、35人のIDC会員の方々とともに決行されました。

 アメリカ陸軍博物館、真珠湾ビジター・センター(真珠湾展示館)、戦艦ミズーリ記念館、太平洋航空博物館……。

 日本の真珠湾攻撃を中心に日米戦争をテーマとした記念館を、青山さんが水先案内人として、会員の方々をガイドしています。

 展示物などのカラー写真も豊富に添えられています。
 写真の数を数えてみたら、なんと124点もありました(図表は除く)。
 
image[151005-02photo.JPG]

 青山さんのガイドには、展示物の説明だけではなく、最近の国際情勢の解説なども盛り込まれています。

 他にも、たとえばハル・ノートにまつわる、通常の歴史学者とは異なる独自見解なども語られています。

 さらに言えば、

「今日は土曜日なので、ほかの方もいっぱい来られていますから、迷惑にならないようにしましょう。わたしたちはマナーの悪い中国人観光客ではないので」
「ここは大変狭いんですが、一人ずつ匍匐前進で(笑いが起きる)入ってください。はい、入りましょう」

 といった発言まで再現されています。
 まさにテープをそのまま文字に起こしたような感じで、臨場感たっぷりです。

 途中、中国人ガイドに焚きつけられた日本人ガイドが見学を邪魔しにくるなど、ハプニングも発生します。

 ここを読んだ時は、尋常ならぬ緊張感が伝わってきて、こちらまでドキドキ、ハラハラしました。

 このように、日本にいながらにして、青山さんと一緒に真珠湾で記念館めぐりをしている気分に浸れます。

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