安保法制で自衛隊の活動は変わる?憲法前文の諸国民って誰? 青山繁晴「インサイト・コラム」

2015.09.23 Wednesday 19:29
くっくり



櫻井浩二
「うーん」

image[150923-05kenpou.jpg]

青山繁晴
「憲法って、日本国憲法1条から103条まであってけっこう長いんですよね」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「その中で国民をどうやって守るかと、あるいは平和にどうやって貢献するかってのはたった1カ所しかなくて、それ第9条ですね」

櫻井浩二
「はい、はい」

青山繁晴
「でも第9条、普通に読んでいただくと、要は、武力で脅すことも、武力を使うことも、あるいは陸海空軍だけじゃなくて、その他の戦力も全部持たないと」

櫻井浩二
「はい」

image[150923-06kyuujou.gif]

青山繁晴
「えー、国の交戦権も認めないと」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「つまり国際法が定めた、国民を守るための手段ってのは全て、放棄、否定してあるんですよね」

櫻井浩二
「う〜ん、そうですね」

青山繁晴
「じゃあどうやって守るんですかってことが1カ所も書いてなくて、僕もかつて一所懸命探したんですけど、すると、あったあった、どこにあったかというと、どこにあったと思います?」

櫻井浩二
「……どこでしょうか、…どこだろう」

青山繁晴
「これは、条文にはなくて憲法の前文(まえぶん)にあるんですよね」

櫻井浩二
「ああ〜、はいはい、前文(ぜんぶん)ですね」

青山繁晴
「で、憲法の前文に、何て書いてあるかというと、諸国民の公正と信義に信頼し、われらの安全と生存、これを守ろうと決意したって書いてあるわけですけど」

image[150923-07maebun.jpg]

櫻井浩二
「はぁはぁはぁ」

青山繁晴
「要するに僕らの安全だけじゃなくて命までも、諸国民にお願いするって書いてあるわけですね。自分で守るんじゃなくて」

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