安保法制で自衛隊の活動は変わる?憲法前文の諸国民って誰? 青山繁晴「インサイト・コラム」

2015.09.23 Wednesday 19:29
くっくり



櫻井浩二
「ほぅ〜」

青山繁晴
「水杯っていうのは、ご存知の方多いと思いますけれども、別れの挨拶なんですね、本来。で、つまりイラク戦争に派遣される自衛官は、もう一度言いますが安保法制と全く関係なく、おそらく犠牲者が出るであろうということを、まあ、いち国民の僕も、あるいは自衛隊も、予測、覚悟をして送り出したんです」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「で、それはどうしてかというとですね、日本国憲法の制約によって、日本の自衛隊は、世界の、ま、軍隊っていうか防衛力の中で唯一、世界で国連加盟国193カ国もあって、えー、ま、国は200を超えてるわけですけれども、その中で自衛隊だけが唯一、これだけはしてもいいよっていうリストを持たされてるんですね」

櫻井浩二
「ほぅ〜、はい」

青山繁晴
「で、世界の国々はどうかというと、全く逆で、これだけはしてはいけませんっていうリストを持たされてるわけです」

櫻井浩二
「はぁ〜、はぁ、はぁ、はい」

青山繁晴
「たとえば、仮に、国連PKOで派遣されて、その、襲われたりした時に、たとえば、相手と小競り合いになったとしても、相手がもし、降参して、もうやりませんと、つまり、戦争の時だとこれ捕虜っていうわけですけれども、そうなった人々にはそれ以上攻撃しちゃいけないというように、これだけはしちゃいけないっていう、この、ネガティブリストっていうんですが、それだけが法律で示されていて、その他のことは国民を守ったり、あるいは国際社会の平和を守ったり、あるいは自らを守るためには何でもしなさいと」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「それが絶対の原則なんですけど、自衛隊だけが、これだけはしてもいいよ、ポジティブリストっていうんですけど」

櫻井浩二
「ほぅ〜」

青山繁晴
「だから名前は明るいけど実際は非常に困る話で、えー、たとえば、イラク戦争のサマーワに行った自衛隊は、ロケット弾を宿営地に何度も撃ち込まれました」

image[150610-06tent.jpg]
[陸上自衛隊サマーワ入り前の、宿営地のテント内]

櫻井浩二
「う〜ん、みたいですね、はい」

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