満州国は輝ける近代国家だった
2015.09.14 Monday 01:09
くっくり
なので、全体を通して、日本人に対する侮蔑的、差別的な記述も散見されますが、そんな彼も、躍動する満州国への期待は隠せなかったようです。
〈「満州国」では太古からの歴史をもちながらも、今なおみずみずしい大地の上に、五つの民族の協和によるまったく新しい世界が生まれようとしているのだ。ここはアメリカを、それも今日の合衆国にはもはや見られないパイオニア時代のアメリカ、「辺境(フロンティア)」のアメリカを想起させる。そうだ、ここには爽快大胆な精神がいまだに活動できる土地、辺境が見受けられる。
もちろんオーストラリアと比べた時と同様、アメリカと比べても違いがある。ここで活動するのは個人ではなく団体である。新しい土地における新しい人々による国家的、経済的ならびに文化的な新天地建設計画の実施である。新国家にこのような魅力を与えるものを、おそらく新京におけるほど強烈に感ぜられることはあるまい。
新京は新しい首都を意味する。一つの都市がこんなにふさわしい名前をもったことはめったにあるまい。なぜならここでは、街路といい家屋といい、はたまた都市にみなぎる精神といい、すべてが新しいからであり、またすべてが未完成だからである。しかし皇帝の宮殿が建てられ、その周辺地区が整備されたあかつきには、新しい首都は多くの古い首都と美を競うようになるだろう〉
※満州事変と満州国に関するおすすめ資料
・満州地域における日本人や日本関係施設の被害
・満洲の現状を知らない政治家の責任
・満州国は果たして日本の傀儡政権だったのか
・もう一つのアメリカ合衆国 『満州』
・23ヶ国から承認されていた独立主権国家「満州国」
・「リットン報告書」について〜『 アメリカの鏡・日本 』より抜粋
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