満州国は輝ける近代国家だった

2015.09.14 Monday 01:09
くっくり


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 「正論」2015年8月号掲載の
 【輝ける近代国家・満州国よ、永遠なれ】

 満州国陸軍軍官学校(日本における陸軍士官学校にあたる)元軍官候補生の和田昭(あきら)さんと、軍事ジャーナリストの井上和彦さんの対談です。

※正確には、5月24日に靖國神社遊就館で開催された雑誌「正論」主催講演会の内容をもとに再構成されたもの。

 私は、日本統治時代の朝鮮や台湾についてはこれまで色々と見聞きしてきましたが、満州国についてはあまりなかったので、和田さんのお話はとても新鮮でした。

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 日本の歴史教科書では、多くが、「『日本の生命線』と主張して中国東北部を侵略した日本軍が、清の最後の皇帝(溥儀)を元首として傀儡国家を作った」的な記述をしています。

 満州国を「侵略」とみなして否定すること、これは中国の主張に沿うことです。

 満州国は万里の長城の北側にあり、漢民族はそこを「夷狄(いてき)の地」と呼んでいました。
 漢民族がこの地域に国家をつくったことは一度としてなかったのです。
 そこにあろうことか日本を中心とした国家ができてしまった。

 ……日本が国家をつくったとは認められない。
 単なる侵略だ。
 あくまで中国本土内の領地の一部が侵略され、分離して独立しようとした「たくらみ」でなければならない。……

 だから、中国は満州国が実在したことを、「『南京大虐殺』がなかった」ということと並んで最も嫌がっているそうです。

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 満州国建国を、現地の人たちは概ね歓迎していました。
 それは人口の推移を見ても明らかです。

 ここは日露戦争を通じて、日本人が血と汗と命を犠牲にして勝ち取った場所ですが、日露戦争の頃の人口は1000万人ぐらいだったのが、昭和7年に満州国ができる頃には約3000万人にまで膨らみ、終戦近くには約5000万人にまで増えたそうです。

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