佳子内親王殿下と秋篠宮家のこと…高清水有子さんの記事より

2015.08.29 Saturday 03:20
くっくり



●両殿下は香淳皇后(今上陛下の母君)のお住まいである大宮御所に幼い眞子殿下、佳子殿下を度々お連れしていた。平成12年6月16日崩御される前日には、なんとお子様方から香淳皇后へのお見舞いを希望された。秋篠宮殿下の御祖母様を思うお気持ちを、幼い内親王殿下方がしっかりと引き継がれたエピソード。

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●佳子殿下は、マスコミ報道などもご覧になっている。2014年12月に行われた20歳の記者会見では、紀子妃殿下へのバッシング報道(周囲に冷たく当たる女性であるかのように報じた)に対し、きっぱりと反論なさっていた。「母は、週刊誌などでは様々な取り上げ方をされているようですが、娘の私から見ると、非常に優しく前向きで明るい人だと感じることが多くございます」。
 皇族方には記者会見の機会はほとんどない。女性皇族に生まれた佳子殿下の場合、20歳の会見の後は、通常、ご結婚が決まった際に設定されるだけ。つまり、20歳の記者会見はおそらく、生涯で限られた記者会見のうちの1回目。そこであえておっしゃった。皇族の発言は場合によっては大騒動になる。佳子殿下はそれを十分理解したうえで、何よりもお母様への強い愛情をお示しになった。

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●佳子殿下のご発言の背景には、ここ10年来大変多忙な秋篠宮家を支える職員の数が、相対的にではなく絶対的に不足しているという事情がある。
 天皇皇后両陛下のご公務は宮内庁が最優先でお支えしている。皇太子両殿下のご公務も東宮職という専門の部署がお支えしている。しかし、筆頭宮家である秋篠宮家は、ご公務が集中しても、それを支える宮家のスタッフは本当に限られている。
 紀子妃殿下は、できる限りお子さま方のお弁当を手作りされ、公務に支障のない範囲で学校行事に参加され、ご自身のご研究にも取り組まれながら、宮家スタッフの細かな相談にのり、ときにはご指示も出され、さらに手話や指点字、福祉分野の勉強もなさっている。国民のために尽力されている。

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