「最近朝鮮事情」衆議院議員が見た20世紀初頭の朝鮮(2)終
2015.08.22 Saturday 02:25
くっくり
※旧字体は新字体に、歴史的仮名遣いは現代仮名遣いに直しています。
※同じ意味を持つ別の漢字が混在していますが、原文通りです(例:「謂う」「言う」「云う」)。
※以下の画像はイメージで本書とは直接関係ありません。掲載に問題がある場合はお申し出ください。対応させていただきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<朝鮮人の食物(上)>
●朝鮮の食事で、日本人などの大いに閉口するのは、何を煮るにも韮(にら)や蒜(にんにく)を煮込むことで、その臭気と云ったら堪えられるもので無い。慣れるとそうも無いそうであるが、始めて箸をとるものは吐気を催す程である。
●獣肉の食物は牛や豚や又羊など勿論であるが、又喜んで犬の肉を食し、中には間々食用の為に犬を飼うて居る者がある。又牛は肉ばかりでは無い、その頭を大釜で煮込んで、その汁に蕃椒(とうがらし)をマブして啜(すす)る。又その臓腑を蒸してこれを塩をつけて食べ、腸(はらわた)でも爪でも一切煮込にして食う。勿論(もちろん)煮るものは皆韮や蒜を入れる。
<朝鮮人の食物(下)>
●朝鮮には前に述べたことがある通り家庭というものがなって居ないから、男子は大抵表座敷で食事をして、一家団欒して食卓を共にするなどはあまり無い様である。
●朝鮮の食事が心地悪いのは、釜の万用である。飯を焚いたり、汁を煮たりするその釜で、汚れた衣服を煮る。時としては不潔物などがついて居る事があっても平気でこれを煮るのである。潔不潔の観念の無い朝鮮人には平気でも、日本人には実に溜まらぬことである。
image[150821-01shokuji.jpg]
[「田舎の飯屋」とある。左下に釜が見える]
<朝鮮の妓と舞>
●朝鮮人の妓女(ぎじょ)とて別に事々しく説くほどの必要は無いようなもので、妓女と謂えば日本の芸者と思えば大した違いは無いのであるが、しかしその妓女にも宮仕えをして中には宮廷に勢力を得、政治上に関係するものもあるから、旁々茲(かたがたここ)にその一節を出したのである。
●朝鮮では妓女(ぎじょ)のことをカルボーと謂うて、三段の階級に分けて居る。一牌(イルパイ)、二牌(イーパイ)、三牌(サンパイ)これである。概して謂えば何れも売春婦であるが、そのうち一牌というのは妓女のうちでも最も高等なので、官妓(かんぎ)というのがこれである。普通にはこれを妓生(キーセン)と称(とな)えて居る。
[7] beginning... [9] >>
comments (3)
trackbacks (0)
<< 靖国神社はどうあるべきか? 青山繁晴「インサイト・コラム」
ハワイにはあの戦争と日本への知られざる認識があった! DHCシアター「終戦の日と日本人」より >>
[0] [top]