2015.08.15 Saturday 04:01
くっくり
しかし、それでも、なお、私たち日本人は世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければならないと考えます。まずは、何よりも、あの戦争のあと、敵であった日本に善意や支援の手を差し伸べ、国際社会に導いてくれた国々、その寛容な心に対して、感謝すべきであり、その感謝の気持ちは、世代を超えて忘れてはならないと考えています。同時に過去を反省すべきであります。歴史の教訓を、深く胸に刻み、よりよい未来を切り開いていく、アジア、そして、世界の平和と繁栄に力を尽くす、その大きな責任があると思っています。そうした思いについても、合わせて今回の談話に盛り込んだところであります。
Q(ブルームバーグニュースのイザベル・レイノルズ記者):ことし中に中国に訪問して習近平国家主席と3回目の首脳会談を行う可能性が高くなると思いますか。今のタイミングは、中国の経済後退が懸念されているところだが、その中での談話のインパクトが薄れる可能性があると思いますでしょうか。
A:中国の皆さんには、戦後70年にあたってのわが国の率直な気持ちをありのまま受け止めていただきたいと願っています。中国とは、習近平国家主席との2度にわたる首脳会談を通じて戦略的互恵関係の考え方に基づいて、関係を改善していくことで一致しています。日本と中国は、地域の平和と繁栄に対して、大きな責任を共有しています。両国の経済関係は非常に密接であり、今後もさまざまなレベルで対話を重ねながら、安定的な友好関係を発展させ、国際社会の期待に応えていきたいと思っておりますし、首脳会談についても、機会があれば、そういう機会を生かしていきたいと考えております。日本の対話のドアは常にオープンであります。
Q(ニコニコ動画の七尾記者):談話を踏まえ、安全保障関連法案についてお聞きします。改めて、法案に関します識者などのご発言を見ていきますと、その中の1つに、軍事を巡る中国の動向を、脅威と見るか見ないかで、安保法案に対するで賛否が分かれるといった傾向が見られます。こうした考えの隔たりは、国民も見ていると思うのですが、日本の安全保障上、このような大きな認識の違いをどうご覧になっているのでしょうか?
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