安保法制で60日ルール使わず、内閣改造、消費増税など今後の政局は? 青山繁晴「インサイト・コラム」

2015.08.12 Wednesday 17:48
くっくり


青山繁晴
「ただ、その上でですね、このお盆明け以降の、政局の本当の課題というのは、これあくまで、経済だと思います」

櫻井浩二
「う〜ん、はい」

青山繁晴
「で、これは、総理サイド、政権側にも僕は、最近特に何度も、僭越ながら申してきたんですけれども、そもそも再登板の初期の時期、非常に、支持が高かったのは、えー、アベノミクスで、経済がいくぶん好転して、そして特に異常な円高が修正されて、円安というよりはまともな為替レートになったから」

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櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「たとえば日本は観光客で潤い、それから日本の輸出も持ち直しっていうふうに、全体に良い効果を上げてるわけですよね」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「でもそれは、たとえば日銀と協力して、緩和という名前、つまり異次元の金融緩和って言ったりしましたけど、要は円を増やしたんです」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「で、多いものは安くなりますから、それによって円が、安くなってくれたわけですけれども」

櫻井浩二
「そうですね」

青山繁晴
「そこでずーっと留まってる感がありますよね」

櫻井浩二
「ええ、ええ、ええ」

青山繁晴
「で、ひとつには、安保法制案を、国会にかけたからです。で、これは、賛成・反対の立場、もちろん激しくぶつかり合ってるわけですけれども、しかし安倍総理としては再登板の大きな目的が、日本の安全保障を、世界の基準に合わせるってことでしたから」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「これは総理ご自身が、周辺にはっきりおっしゃっていたのは、たとえ内閣支持率がどこまで下がろうとも、この集団的自衛権の、国際基準どおり、国連憲章に書き込んでありますから、加盟国は個別的自衛権と集団的自衛権、両方あるし両方やらなきゃいけないと、いう趣旨が書いてありますから」

櫻井浩二
「うん」

青山繁晴
「これはやるんだと。で、そのためには内閣支持率、下がってもやむを得ない。でも、まあ想像以上のぶつかり合いになってるんですね。それははっきり言うと、総理答弁の責任もあります。総理ご自身の説明も僕は決して、国会できちっと行われてるとは思ってません」

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