北の無線機を掘り起こした警察官が上層部に埋め戻せと言われて… 青山繁晴「虎ノ門ニュース 8時入り!」

2015.07.17 Friday 18:38
くっくり



 たとえば、横田めぐみさんの事件。

 めぐみさんが拉致された1977年11月15日のお昼過ぎ、めぐみさんの同級生のお母さんが不気味な体験をしています。
 めぐみさん拉致現場のすぐ近くの細い路地で、中が見えないように施された車から突然腕が出てきて、「おいでおいで」と手招きされたというのです。

 また、めぐみさんがいなくなる30分ほど前には、近所の女子高生が、海岸の方からやって来た二人の屈強な男につきまとわれました。
 彼女は一目散に家まで走って帰り、難を逃れています。
 彼女はこの時、不審な車が一台停まっていたのも目撃していて、その後めぐみの事件を聞いて、「絶対に(犯人は)あれだ」と語ったそうです。

 当時、近隣に住んでいた人たちは、多かれ少なかれ、「拉致されたのは自分だったかもしれない」という思いを抱いて生きてきたといいます。

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[めぐみさん拉致現場の周辺では、今もこうした看板で情報提供が呼びかけられている。画像は蕨市会議員・保谷武氏のブログより]

 7月16日、安全保障関連法案が衆議院を通過しましたが、110時間を超える審議(1960年以降では6番目の長さ)の中で拉致事件についての議論があったという話を、私は聞いたことがありません。

 この後、審議は参議院に移りますが、ぜひ拉致事件も俎上に載せてほしい。

 私自身も、拉致事件を改めて我が事として捉え、進展・解決のために国民の一人として何ができるかを考えていきたいです。


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