コスタリカって素人かあんたは! Tweetまとめ15.06.16〜15.06.30

2015.07.03 Friday 02:32
くっくり


(小史と年表をまとめた方は護憲派です)

 コスタリカは日本と同様、アメリカとの関係が深い。
 但し、戦後70年間平和ボケでも生きのびられた日本とは違い、コスタリカは何度も危機に遭遇しています。
 内戦があったり、他国に侵略されかけたり、周辺国の戦闘に巻き込まれたりで、当然、国境警備も厳しくなっています。

 確かに「軍隊」という形では存在していませんが、事実上、常備軍化されている武装警察があり、これがかなりの重武装で、米軍からも豊富な武器供与を受けているそうです。
 1996年には、公共保安省の管轄下にすべての警察部隊が一本化され、国境警備隊、地方警察、市民警察が「公共保安隊」に再編成されました。

 また米州機構に加盟しているため、加盟国とは、地域内安保・外交的安保(集団的自衛権)両方で協調関係にあります。
 いざとなったら、アメリカはじめ他国が守ってくれますし、逆に、1965年のドミニカ内戦など、平和維持の目的で何度か他国に武装警察を派遣しています。
 
 そもそもコスタリカが「軍隊(常備軍)」を廃止したのは、内戦(軍事クーデター)がきっかけでした。
 「日米安保条約なくす」と「自衛隊なくす」が両立すると思っている共産党の宮本徹さんは、コスタリカの歴史と現状を知らないのでしょうか?

 さて、昔、私が調べた時は、コスタリカは北京政府を承認しておらず、台湾と国交があったのですが、その後大きな変化がありました。
 なんと、2007年、60年間の友好を培った台湾との国交を断絶し、中国と国交を結んだそうです。
 中国の経済力を取り入れることを選んだのです。

楽園が崩壊していく : コスタリカのビーチに建設される中国企業の巨大石油精製所(2013/8/2)
 一番下に、Costarican Timesの和訳記事があり、こう記されています。

「コスタリカ政府とラウラ・チンチージャ大統領は、コスタリカの魂を売ってしまった。魂の価格は 15億ドル(約 1500億円)だ。この価格の中には、カリブ海沿岸の製油所に関する債権 9億ドル(900億円)が含まれていることを忘れてはいけない」

「政府は、海岸が汚染される可能性について問題視していない。しかし、私(注:記者)は確信している。現コスタリカ大統領や、あるいは前大統領たちは、今回の契約の後で、退職後の素敵な別荘での生活プランを持っていると。中国の購入と資金援助によって」

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