ギリシャ危機の裏で中露が暗躍!世界が変わる? 青山繁晴「インサイト・コラム」

2015.07.01 Wednesday 17:47
くっくり


櫻井浩二
「はぁ、そうですか」

青山繁晴
「はい。国民の7割は公務員をやってる国なんですけれども、その公務員が働かないので、もう特に週末なんかになると、あのきれいなはずのアテネが、もうゴミと蠅と、それからもっと言うと、その、ウジ虫まで含めてですね」

櫻井浩二
「はぁ〜」

青山繁晴
「もうイメージが全然違ってて」

櫻井浩二
「ほんとですねぇ」

青山繁晴
「で、ところが、その、観光地、に行くとですね、アテネじゃなくて、要するに古代文明の観光地に行くと、ゴミひとつ落ちてないということもあったりするんですよ。で、これはずっと、その、ギリシャが、観光地だけで、こう、やってきて、たとえば新しい技術の開発とか、そういう、まあ、工業国にしていくような取り組みがやっぱり弱かったってことなんですけど」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「実は、もうそのまま、放置してきた、ギリシャがEUの、えー、あの、一員ですけれども、ドイツを中心にしたEUはこれを、放置してきたっていうことを言わざるをえないんですね」

櫻井浩二
「うーん、うんうん」

青山繁晴
「で、どうしてかというとですね、えー、このギリシャは、もうご承知のとおり、だから通貨でいうと今、ユーロですよね」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「このギリシャ、や、あるいはギリシャほどじゃないけどもやっぱり危機のあるポルトガルとか、スペインとか、イタリアとか、みんなこれ地中海に面した南の国ですけども、そういう、いわば経済が弱い国々があるから、ユーロがさほど高くならないんですね」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「もしもユーロがなくて、ドイツが、もともとの通貨のマルクであれば、たぶんそのマルクはとんでもなく高くなってて」

櫻井浩二
「うーん、そうでしょうねぇ」

青山繁晴
「私たちが苦しんだ円高よりももっと高くなってて、たとえば、有名なドイツ車も、輸出する時には、すごく値段が高くなっちゃって、今ほど売れるはずがないんですよね」

櫻井浩二
「はい」

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[2015年3月、ベルリンで会見するチプラス首相とドイツのメルケル首相]

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