自衛官の命が大切なら国会で証言させろ! 青山繁晴「インサイト・コラム」
2015.06.10 Wednesday 19:49
くっくり
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「僕が社長を務めてる独立総合研究所では、毎年2人、自衛官の研修を受け入れてるんですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、えー、その研修生の中からイラク戦争に行った人、たくさんいるんですよ」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「だから、いわば優秀な人が集まる、将軍になれそうな人が、うちに研修に来たりしますから」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、その研修受けた人や、あるいは直接研修生じゃないけれども、仕事でずっと関わった自衛官がイラク戦争に行く時に、その自衛官と僕はどうしたかというと、早朝に会ってですね、水杯(みずさかずき)を交わしたんですよ」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、どうしてかというと、水杯って別れの挨拶なんですね。もう会えないだろうと。つまり、自衛官はイラクで命を落とすんじゃないかと、いうことで水杯交わした。どうしてかというとですね、何とテロリストが、たとえばロケット弾を撃ち込んできた時に、それに一切反応しちゃいけないんですよ」
本庄麻里子
「うーん」
櫻井浩二
「はぁ〜…」
青山繁晴
「これ何でかというと、安保法制が、今、やってる安保法制が成立しても同じなんですよ? それなぜかというと、わが自衛官というのは、法律に、書いてあることだけしかできないんですよ」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「これだけはしてもいいよっていうリストしかないから、法律の中に、たとえばイラク特措法であったり、自衛隊法であったり、防衛省設置法に、テロリストがロケット弾を撃って、それが間近に来たら、たとえば外へ出て誰が撃ったかは、見ますって書いてあったら、それだけはできるんですよ。でもそれはたとえばテロリストかどうか分からなかったら、それは書いてあっても、それは法律に書いてあることと違うから、何もできないってことになるんですよ」
櫻井浩二
「ああー、はいはい」
青山繁晴
「これ無茶苦茶な話で、海外では、たとえば捕虜をいじめたり、そういうことしちゃいけない、あとは、できること全てやりなさいと。自衛官だけ、真逆ですから。実際に、このイラク戦争に行った僕の知り合いの自衛官は、ロケット弾がヘルメットかすめたんですよ」
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