「もしネパールで大地震が起きたら国の80%はダメになる」と語っていたネパール人男性
2015.05.25 Monday 01:11
くっくり
外国人の声をまとめたもので、震災発生時に日本にいた人の体験談や、被災した人たちへの励ましのメッセージなどが、多数収録されています。
この中に、ネパール人の男性のインタビューが載っていたことを思い出したので、改めて読んでみました。
ギミル・ハリ・パラサドさんという方です。
英語表記は、GHIMIRE HARI PRASAD。
1985年生まれで、2011年当時は敬愛大学国際学部の留学生でした。
日本滞在期間はその時点で通算約4年。
彼のインタビューを全文転載
image[150525-04prasad.JPG]
【日本は、必ず元のように元気になれます。私はそう思っています。日本人には頑張る力も優れた技術もある。お金も集まってきている。こんなに大きな災害にあっても、今もこの国は動いています。もしネパールでこのくらいの地震がおきたら、国の80%はダメになっているでしょう。津波に町は流されました。東京もすごく揺れました。でも地震でビルは倒れなかった。日本の技術が優れているから。日本人はやると決めたらやれる人たちだから、政府から具体的にこうしましょう、という発表があれば、国民みんなで頑張って、もっと強い国、もっといい国を作ることもできます。必要なのは「がんばろう日本」の何を頑張るか、具体的にわかることだけです。
私はネパールから来た留学生です。千葉市にある敬愛大学の国際学部の3年です。初めて日本に来たときは日本語もぜんぜんわからない状態で一人で成田に着きました。成田から日本語学校のある静岡まで、途中新幹線にも乗ってなんとかたどり着けたのは、何回も親切な人たちに助けてもらったからです。なかでも忘れられないのは、静岡駅で会った80歳ぐらいのおじいさん。彼は私に水を買って飲ませてくれて、私の荷物を持って地図を見ながら学校までつれていってくれました。こんな体験をして日本の第一印象が、悪いはずがないでしょう? いろいろな文化を学び、ネパールに帰ってから困っている人の役に立つことが私の目標です。だから日本にいる間になるべくたくさんの人に会って、様々な体験をしたいです。大学の勉強と、アルバイトで忙しいですが、国際交流活動などにもできるだけ積極的に参加しています。
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