植村隆LA講演テキスト…在米日本人「朝日慰安婦記事取り消しも日本の保守の声も米国では全く知られていない」

2015.05.11 Monday 04:01
くっくり


 2014年の2月6日号であります。これであります。
 見出しには、「“慰安婦捏造”朝日新聞記者がお嬢様女子大教授に」というふうに、あります。

 文中では、私が存在を報じた金学順さんのことについて、身売りされて慰安婦になったと決めつけたうえで、「植村氏は強制連行があったかのように記事を書いており、捏造記事と言っても、過言ではありません」とありました。
 私は、記事の中では、「だまされて慰安婦にされた」と書いたんですが、それは無視されていました。

 ただ、記事の中に、挺身隊という言葉を使いました。
 これは当時韓国では、挺身隊という言葉が慰安婦を指す言葉で使われておりまして、当時いろんな報道機関が使っていた言葉です。
 それを使ったがゆえに、強制連行と書いた、というふうなことを、批判されているのであります。

※くっくり注:植村氏は自分が「挺身隊という言葉を使ったがゆえに、強制連行と書いたというふうに批判されている」と主張しますが、実際に氏が書いた91年8月11日の記事の出だしはこうなっています。
 【日中戦争や第二次大戦の際、「女子挺身隊」の名で戦場に連行され、日本軍人相手に売春行為を強いられた「朝鮮人従軍慰安婦」のうち、1人がソウル市内に生存していることがわかり、「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)が聞き取り作業を始めた。】
 朝日新聞社「第三者委員会」は、これについて、「『だまされた』と記載してあるとはいえ『女子挺身隊』として『連行』との記述は、強制的に連行されたという印象を与える安易かつ不用意な記載で読者の誤解を招く」と断じています。

 この「週刊文春」の記事は、朝日の報道で韓国が激高し、韓国が興奮、怒って、そして河野談話が出た、そしてその談話で日本が強制連行を認めたという印象を世界に与え、今日まで日本がいわれなき、非難を浴びる、事態を招いた、というふうに書いています。

 私に対する、この捏造記者、というレッテル貼りで、私が教授として転身、転職することになっていた神戸の女子大学に、そんな者を雇うな、という抗議のメールが1週間で250本、送られてきた、そうです。
 そして電話による、辞めさせろという攻撃も、また相次ぎました。ファックスもありました。

 私を攻撃するメディアは、こういうふうな週刊誌、だけではありませんでした。

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