昭和天皇の質素な暮らしと共産党員によるプラカード事件
2015.04.27 Monday 03:00
くっくり
その上奏文はこう始まり、
「わが日本の元首にして統治権の総攬者たる天皇陛下の前に謹んで申しあげます」
こう終わっています。
「人民の総意をお汲みとりの上最高権力者たる陛下において適切な御処置をおねがい致します」
共産党が書いたとは思えない文章ですね(^_^;
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5日後の5月24日、昭和天皇はラジオでお言葉を述べられました。
「祖国再建の第一歩は、国民生活、食料安定にある。地方農民は努力をしているが、もっと生産と増産と供出に努力して欲しい、都市における食糧事情はいまだかって例を見ないほど窮迫し、この状況は深く心を痛ましめるものがある。
政府は、直ちに適切な施策を行うべきは言うまでもないが、全国民においても、乏しきを分かち、苦しみを共にするの覚悟を新たにし、同胞お互いに助け合って、この窮状を切り抜けなければ成らない。
戦争による諸種の痛手の回復しない国民に、これを求めるのは、誠に忍びないところであるが、これを切り抜けなければ、終戦以来全国民の続けていた一切の経営は虚しくなり、平和な文化国家を再建して、世界の推運に寄与したいと云う我が国民の厳粛かつ神聖な念願の達成もこれを望む事が出来ない。
この際にあたって、国民が家庭国家の麗しい伝統、区区の利害を超えて、現在の難局に打ち勝ち、祖国再建の道を踏み進むことを切に望むし、かつこれを期待する」
当時の共産党や社会党の人たちがこれを聴いてどう感じたのか、私は知りません。
ただ、私はこれを初めて拝読した時、東日本大震災が発生して間もない2011年3月16日に、今上陛下が国民に向けて出されたお言葉(ビデオメッセージ)を思い出しました。
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