日本の選挙の常識を疑え!天皇のもと1つにまとまってきた日本に戦後持ち込まれた制度は合うのか? 青山繁晴「インサイト・コラム」
2015.04.15 Wednesday 18:02
くっくり
青山繁晴
「それからもう1点の、常識を疑ってみるっていうのはですね、この地方政治、地方自治ってものがいかに大事か、僕ら学校で教わり続けましたよね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、たとえば、地方自治は民主主義の学校ですってことも教わりましたね」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
image[150415-07James.jpg]
[「地方自治は民主主義の学校である」という言葉で有名なイギリスの法学者、ジェームズ・ブライス]
青山繁晴
「で、これ実はイギリスの法学者が残した言葉なんですが、このイギリスの法学者は、アメリカに行った時に、地域のことを住民が決めてるのを見て、感激して、その書物の中にこの言葉を残したんですね」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「すなわち、何を言ってるかというと、これはまさしくアメリカやイギリスの考え方がもとになってるわけです。地方自治こそ大事だっていうのは」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「で、日本にはもともと、違う考えがあって、したがって明治憲法には、この今の日本国憲法第8章にあるような、地方自治の定めってのはないんです」
櫻井浩二
「はい」
image[150415-08kenpou.jpg]
青山繁晴
「で、明治憲法が全部いいとはもちろん言いませんけれども、しかしこの地方自治っていうのも実は、憲法の他のところと同じように、憲法9条などと同じように、敗戦後アメリカによって持ち込まれたもの、っていうのが、本当の姿なんですね」
櫻井浩二
「うんうんうん、はい、そうですね」
青山繁晴
「で、そのアメリカってのはご承知のとおり、ものすごい国土が広い。そして連邦制ですね。で、したがってこれ、地方自治やらなかったら、アメリカは国家が破綻しますよね」
image[150415-09americaMap.jpg]
櫻井浩二・本庄麻里子
「うーーん」
青山繁晴
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