日本は独立国家なのか?これで拉致被害者を救えるのか? 元海自士官の問いかけ
2015.04.06 Monday 01:33
くっくり
「お前は、黒人の悪口言ってるけど、その黒人と同じアメリカ海軍に属して、同じ空母に乗ってるじゃないか。インチキアメリカ人なんてやってないで、独立戦争しろ」
すると、さっきまで喧嘩腰だった彼は急にうつむき、「そうなんだ…」と言って、涙を流したそうです。
伊藤さんは急に胸を締め付けられるような苦しみを感じ、もらい泣きしそうになり、「すまなかった」と一言謝りました。
民族の持つ深い歴史を知りもしないのに、取り返しのつかないことを言ってしまったと思ったそうです。
涙を流している彼の傍らで伊藤さんは、こんなことを考えました。
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「俺にあんなことを言う資格はない。俺こそこんなところにいていいのか?今俺が乗っているのは、わずか50年前に先輩たちが特攻機に乗って突っ込んでいったアメリカ海軍の空母なんだぞ。突っ込んでいった先輩は、何を守るために命を捧げたのか」
今の日本という国の姿を正視していない自分に気づき、「俺こそ独立戦争をすべきなんじゃないか」と思ったそうです。
と同時に、「突っ込んでいった先輩は、日本が日本の理念でものごとを決断し、実行できる国のかたちを守ろうとしたのではないか」とも。
25年前に頭をよぎったこの思いを、伊藤さんは保留状態にして、そこで止まってしまっていたそうです。
それが甦ったのは今年1月。
伊藤さんは、カイロにおける安倍総理の「ISILと闘う周辺各国に支援を約束する」という演説を聞いた時、建国の理念である“八紘一宇”との隔たりを感じ、強烈な違和感を覚えたそうです。
(伊藤さんはこれまで日本の外交には“八紘一宇”の思想が生きていると考えてきた)
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そこで伊藤さんが思い出したのが、25年前の、黒人とネイティブアメリカンとのやりとりでした。
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