めぐみさんの夫判明〜日韓共闘は無理?

2006.04.13 Thursday 02:10
くっくり


 国家情報院(国情院)は97年に金英男さんの拉致事実を確認していたが、韓国政府は10年近く手をかけていなかった。せいぜい、韓国人拉致被害者のDNAを日本政府関係者が韓国で収集できるよう認めたぐらいだ。これで‘自国民の生命保護’という国家の最も基本的な責務を果たしたと言えるだろうか。

 日本の社説の話はここまで。

 韓国政府の対応にはもちろん大きな問題がありますが、韓国人拉致被害者家族の意識にも日本側との乖離が見られるようです。

横田めぐみさん 安堵と不安交錯する被害者家族(毎日新聞)
(前略)
 変化があったのは97年。国家安全企画部(現在の国家情報院)が「拉致され平壌で教官をしている」と発表したからだ。それでも、北朝鮮に渡った人はスパイと見られることが多く、一家も韓国情報機関から電話を盗聴されたこともあった。
 崔さんがDNA鑑定のため採血に応じたのが2月16日。「息子が生きているなら一目会いたい」との思いがあった。しかし、最近では「いっそのこと(鑑定結果が)違った方が、英男が北朝鮮で静かに暮らせるのでは」と漏らしているという。

 日本政府と韓国政府の共闘も難しいけど、日本人家族と韓国人家族の共闘も難しいであろうことが垣間見える記事です。
 事情が全く異なっているから仕方ないと言えば仕方ないんですが、韓国人の拉致に対する意識は日本人とはまるで違っている。

 識者(辺真一氏だったと思う)が言ってましたが、金英男さんは寺越武志さんと同じようなケースになるのではないか、と。
 寺越武志さんは拉致被害者ではなく行方不明者という扱いです。そして日本に帰国はせず、基本的に武志さんの家族(お母さん)が訪朝して会うという形になっています。
 金英男さんとその家族もこれを踏襲することになるのではないか?と危惧されるのです。

 一方、日本の立場はあくまで「めぐみさんを北朝鮮から奪還する」です。
 めぐみさんの娘であるキム・ヘギョンさんの登場で、一時期、横田滋さんがヘギョンさんに会いに行くことを熱望されていましたが、それでは北朝鮮の思う壺になると周囲は止めました。

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