与那国住民投票で陸自配備賛成派が“大差”で勝利
2015.02.23 Monday 01:37
くっくり
この条文の通り条例を執行すると「○」の記号だけを記した投票はすべて無効になる。要するにすべての投票が無効になる可能性が出てくる。
町長は審議の過程でこの事実を指摘、町当局も「執行不可能」という認識を示したが、野党は条例を再可決する構えを見せたため、反発した与党が退席。野党だけの全会一致で、条文にミスがある条例が再可決された。
臨時議会で野党が改正案を提出したが、町長が再び再議権を行使し、今度は改正案が廃案になった(この時点でミスがある条例は存続したまま)。
続く12月議会で、条例の再議に抗議した野党を、町長が「(住民投票は)重要な案件だ。皆さんは慎重に出すべきだった。しかし強引に可決した。皆さんのミスを私に責任転嫁するのか」と批判し、議場は町長と野党の怒号が飛び交った。
が、最終的に町長は「断腸の思いだが、百歩譲って住民投票は実施する」という姿勢に転じた。
2015年1月
臨時議会で住民投票条例の条文ミスが野党の賛成多数で改正され、当初案の通り、住民投票は実施されることになった。
町長は、住民投票で配備反対が多数を占めた場合の対応について「従来とは環境が変わる。町から自衛隊への協力は積極的に行わないことになる」と明言。
2月22日
住民投票実施。即日開票され、賛成派が過半数を占めた。
このように、住民投票の実施までにはとても奇妙な経緯をたどりました。
仲新城誠さんの指摘。
「賛成が多数を占めても町の政策は従来と変わるわけでもなく、反対派が反対運動をやめる確約もない。反対多数になれば自衛隊に協力してきた町の政策が転換される。つまり配備推進派だけがリスクを背負う住民投票なのである」
私も「何で町長は反対派に屈して住民投票を認めたのだろう」と不思議に思ったものですが、票差がけっこう開いたことを考えると、もしかして町長は早い段階から勝算があると思っていたのかも?
2009年と2013年の町長選で自衛隊配備の是非は争点となっており、いずれも住民は賛成の「民意」を示していました。
住民が判断を示したのはこれが3度目です。
過去の町長選が僅差だったとはいえ、なぜ3度も「民意」を問う必要があるのか。
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