与那国住民投票で陸自配備賛成派が“大差”で勝利

2015.02.23 Monday 01:37
くっくり


 しかも票差も予想されていたよりかなり大きい。
 事前の報道では「賛成派と反対派が拮抗している」「島は真っ二つに分かれている」といった見立てが大半でした。

 今回の住民投票、どちらが勝利するかはもちろんのこと、票差も非常に大きなポイントでした。

 今の外間守吉町長は賛成派ですが、
 2009年の町長選で再選した時は103票差。
 2013年の町長選で3選した時は、わずか47票差。

 今回の住民投票では187票差ですから、賛成派がかなり票を伸ばしたことになります。
 産経新聞によれば、与党(賛成派)町議は、「103票以上の『大差』をつけ、決着をつける」と言っていたそうです。

 だからでしょうか、共同通信もこの結果を、「反対派には大きな打撃だ」と伝えています。

 後で紹介しますが、実は投票日前、外間町長は反対派が勝った場合は「町から自衛隊への協力は積極的に行わないことになる」と明言していました。

 賛成派の勝利を受け、外間町長は記者団に対して「今後は防衛省を含めて行政運営がスムーズに進むと安堵している」と述べました。

 もし反対派が勝っていたらとんでもないことになったかもしれないだけに、よけいにホッとしました。

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 今回の住民投票には大きな問題点がいくつもありました。

●国防に関する賛否を自治体の住民投票で決めることの是非。
●「投票資格者」に中学生と永住外国人を加えたことの是非。
●駐屯地建設はすでに始まっていて、2015年度末には150人規模の隊員が配置される予定。住民投票で反対が多数になっても建設が止まるわけではない。

 以下、八重山日報編集長の仲新城誠(なかあらしろ・まこと)さんの論説が「正論」2015年3月号(1月末発売)image[]に載っていたので、それも参考にしながら書き進めます。

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