ドイツの何を見習えというのか? ナチス治下の慰安婦の実態とワイツゼッカーの本音

2015.02.14 Saturday 02:48
くっくり


 ドイツ国防軍は約500の売春宿を運営していて、各占領地域の軍司令部がそれらの設営から維持管理までを手がけていました。

 軍事衛生問題研究家のフランツ・ザイドラーの
 『売春・同性愛・自己毀損―ドイツ衛生指導の諸問題1939-45年』
 (1977年刊。日本語版なし)によれば、

 フランスなど西欧の占領地には既成の「女部屋」が存在したので、それが活用されました。

 しかし、旧ソ連地域には公娼制度がなかったため、前線司令官の命令で人さらいのような「強制連行」が少なからず行われていました。

【西欧では女部屋の女主人が売春婦の確保につとめ、その代りに収入の半分を手にした。
 しかし東方では前線司令官たちが売春婦になる少女たちの獲得につとめなければならなかった。
 若い娘で、労働力投入への呼びかけに応じてドイツに行くのはいやだといって拒んだ者は、二者択一として、国防軍売春宿にしばらく勤務する以外に選択の余地はなかった。
 ユダヤ女性に対してさえもこの二者択一が提案された。
 「やるべきことをちゃんとやれば」釈放が保証されるといって強制収容所で募集された女たちが、東部占領地区の売春宿に連れて行かれたか、それとも、ラーヴェンスブリュック強制収容所で売春婦に仕立てられていった女性在監者と同じような運命を辿って、ドイツ国内で使役されるにいたったか、そこははっきりしていない。
 ただ、彼女らが美人で使いものにさえなれば、アーリア人であろうとセム人であろうと、たいして問題ではなかったのだ。】

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 また、ヘルケ・ザンダー/バーバラ・ヨールの
 『1945年 ベルリン解放の真実―戦争・強姦・子ども』
 (日本語版あり。現代書館image[]
 には、このような記述があります。

【連合軍が押収して1946年にニュルンベルク裁判に提出されたドイツの記録文書は、恐怖をあおるためにドイツ人征服者が組織的に強姦したことを立証している。

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