中国産漆に駆逐される国産漆!国宝守る英国人社長の闘いと日本人への提言
2015.02.09 Monday 18:32
くっくり
中国から賄賂でも貰っているのではないかと疑いたくなるほど、彼らは中国産漆をかばうのです。
あるいは、ただ単に物事が変わることに対するアレルギー反応かもしれませんが、本当に理解に苦しみます。
実は今年(2014年)になって大きな転機が訪れました。
小西美術は3年前から国産漆使用拡大を訴え続けてきましたが、幸運にも多くの方の協力を得て、下村博文文部科学大臣に、文化財に使用する漆の国産化のレポートを見せる機会が得られました。
大臣はレポートを読み、「このような問題があるとは知らなかった。来年4月から国産の使用を増やしましょう」と言ってくださいました。
最終工程である中塗り、上塗りに国産漆を使用することが決まりました。
年間4700万円程度の負担増となります。
小さい金額ですが年間1トンしか作っていなかった人たちにとっては大きな需要となります。
文化庁などの体制が整いつつありますが、最後は財務省が予算を増やすかどうかにかかっています。
文化財に関わる会社、職人の減少は深刻です。
国産の膠(にかわ)は、作っていた会社がすべて廃業しました。
近々、水銀朱(水銀でできた赤い顔料)もなくなると聞きました。
漆もこのまま放っておけば、同じ運命を辿ることになります。
国産漆がなくなり、中国が「日本には輸出しない」と言った場合、日本国宝・重要文化財はどうなるのでしょうか。】
このようにアトキンソンさんらが動いてくれたことで、国産漆に関しては少し光明が見えてきたようです。
でも、それは滅びへの「先延ばし」に過ぎません。
まとめでは割愛しましたが、漆に関わる職人さんも減少し、厳しい状態が続いているのが現状です。
国宝や重要文化財を守っていくために、国民一人ひとりがこういう問題があることをまず認識し、そして関係各所に働きかけを行っていく必要があると思います。
○首相官邸へのご意見
http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
○文化庁へのご意見
http://www.bunka.go.jp/voice.html
○自由民主党へのご意見
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