中国産漆に駆逐される国産漆!国宝守る英国人社長の闘いと日本人への提言

2015.02.09 Monday 18:32
くっくり



 コストは増えましたが、品質と生産性が高まったことで、過去5年間の利益平均は、その前の5年間より80%以上伸びたと言います。

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 「普通の会社というのは後継者育成という考え方も言葉も概念もないですから、当たり前のように毎年若い人を雇って、その人たちが会社に利益をもたらすようにやっているだけですので」
 「一般のビジネスとして、一般の常識に基づいた形に持っていっただけです」

 アトキンソンさん自身は職人ではありませんが、品質チェックは必ずしています。

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 小西美術工藝社は日光東照宮の陽明門の修復もしています。

 安定した技術継承と経営基盤を築くことで、職人が誇りを感じられるような、こうした大きな現場を担当できる体制を維持しています。

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 12月に京都市左京区で行われた「漆サミット2014」。

 伝統工芸のアピールの仕方にも問題を感じるアトキンソンさん。
 業者や職人、約100人を前に、通常のビジネスでは当たり前のことができていないと指摘しました。

 参加者らはこう話していました。
 「日本人として反省しないといけないことがたくさんある」
 「長い目で見るとビジネスとして組織を確立していかないと、これからの日本はないのかなと感じた」

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 アトキンソンさんはきちんと文化財を継承して環境を作るため、これからも提言を続ける覚悟です。

 「外国人だから伝統文化をやってる場合じゃないとかいう批判もあります」
 「それなら本音の言えない日本人の中で、言っても言わなくても批判されるなら、本音を言っちゃった方がいいんじゃないのということで、そういう役割くらいはあってもいいんじゃないのと思いますけどね」

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