「アンカー」ISIL人質事件&中韓への反撃開始!武士道精神の根幹を語ったインド講演
2015.01.29 Thursday 03:35
くっくり
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村西利恵
「日本政府は、1円1ドルも払わないという姿勢を貫いた」
青山繁晴
「はい。これは、前の『アンカー』で申しましたとおり、1977年のダッカ事件というもので、日本が身代金を払ったので、実は拉致事件も含めてそのあと世界でテロが激しくなったんで、もうこれだけは譲れなかったんですよ。今までの日本のイメージと違ってここが全く変わらなかった。そうすると『イスラム国』っていうのはしたたかで、ありますから、その、あっさり、急変したんですよね。目標を変えました。それが何かというと、これです」
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村西利恵
「すると『イスラム国』は、『国家として認めさせること』に目標を変えてきた」
青山繁晴
「はい。というのはですね、これあの、後藤さんも湯川さんも、テロリストに、理由もなく捕まった人々なんですけれども、これを『イスラム国』の側は、『イスラム国』の側は、戦争捕虜として扱えと。つまり『イスラム国』がやってるのはテロじゃなくて、これはテロリストじゃなくて、軍隊であって、その、今まで中東のあり方を歪めてきた、ヨルダンも含めて、サウジも含めて、そういう国々の軍隊と、あるいはアメリカと、含めて、戦ってるんだと、いうことにしろと。だから、戦時国際法ってあるんです。捕虜の交換を定めたですね。人道的な立場から。その戦時国際法に基づいて、捕虜の交換にしろと。で、その時にですね、実は、あの、『イスラム国』の内部で、最近お金がなくなったんで内部対立が激しくなってるから、この、日本政府がカネ払わなかったことについて、決着させろと言う強硬派もいたんで、まことに無残なことですが、湯川さんを殺害してしまった。で、後藤さんの方は、この新たな戦争捕虜の扱いにしろという、交渉のためのカードとして残して、で、その段階からこの、日本人というのは、意味が、湯川さんも含めて意味が非常に大きいですから。日本人の持ってるパスポートは世界で一番信用されてますからね。だから、後藤健二っていう、あの、しかも、『イスラム国』ってほんとによく調べてて、後藤さんが、ジャーナリストとしての実績があって、子供たちの支援も行っていて、日本でもその本が評価されてるってことまで、これはやっぱりネットの、んー、効果だと思うんですがよく把握しててですね、その値打ちのある戦争捕虜と交換できる、捕虜は、リシャウィ死刑囚だと。で、この女性死刑囚のリシャウィって人はですね、ま、ほんとに酷いテロ事件だったんですよ、2005年のアンマンの、あの、ホテルの爆破っていうのはですね。あの、僕自身も中東をずっと回ってた時に、その、ヨルダンに入ると一安心したんですよ。つまりヨルダンだけは比較的安全な、アブドラ国王の人柄もあってですね。そこを狙い撃ちにして、その、普通の、関係ない外国人まで、たくさん殺害した」
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