日本国民だけが1945年の夏に佇んでいる 「ぼくらの真実」より
2015.01.03 Saturday 01:11
くっくり
「日本人は賢い。それなのになぜ、アメリカの占領下で憲法をつくったのですか。われわれは憲法ではなく基本法にとどめた。だから改正のハードルも低くてみずから改正していける」
「もうひとつ、その憲法があるからこそ、拉致被害者も取り返しに行けないようですね。しかしそれは逆に、憲法改正の明確な動機があるということだ。賢明なる日本人がなぜ、改正しないのですか」
あなたなら何と答えますか?
(青山さんの答えは本書にあります)
ほかにも、天皇、武士道、民主主義、拉致、沖縄、etc...
本書は日本の根幹に関わることへの問いかけの連続です。
まさに『哲学篇』。
青山さんの魂に触れたような気がします。
ご承知のとおり、私は毎週水曜、関西テレビ『アンカー』の青山さんのコーナー“ニュースDEズバリ”の書き起こしを(勝手に)やらせていただいており、時にはラジオの『ザ・ボイス』も紹介させていただいています。
が、そんな私でも本書では新たな発見がいくつもありました。
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[2012年11月29日放送「アンカー」より]
青山さんがよく言われる言葉に、「この国の主人公は僕たち」というものがあります。
日本国民は、他の民主主義国の国民に比べると、「この国の主人公は僕たち」という意識が非常に低いのではないでしょうか。
日本の戦後の教育現場では、「独立」とは何ぞや?「憲法」とは何ぞや?という、どこの国でも普通に教えるであろうことを教えてきませんでした。
それを象徴するような事例を、最近テレビで聴きました。
元日に放送されたNHKスペシャル『どう生きた?戦後70年』で、タレントのタモリさんが話していたことです。
1952年(昭和27年)4月28日、日本は主権を回復しましたが、この日、タモリさんのお父さんとお祖父さんが「日本は独立した!」と言い、それを何度も強調していたそうです。
そのことは幼いタモリさんの頭にすごく残っていて、後年、学校の授業で先生が「今日(4月28日)は何の日ですか」と質問した時、答えることができたのはタモリさんだけだったそうです。
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