日本国民だけが1945年の夏に佇んでいる 「ぼくらの真実」より
2015.01.03 Saturday 01:11
くっくり
「日本国民だけが、…1945年の夏に佇んでいる」
何というか…、胸がキュッと締め付けられました。
さすがに作家さんだなぁ、こんな表現が私もできたらなぁと…。
あ、私の話はどうでもいいですね(^_^;
もうひとつの特徴は、これはテレビなどに出演された時にも当てはまりますが、決して「押しつけ」がないことです。
「こういう問題がありますが、あなたはどう考えますか?」
というふうに、読者に考えるきっかけを与えてくれるのです。
もちろん「どう考えますか?」だけではなく、考えるための材料も提示してくれます。
たとえば、「独立」や「憲法」について私たちが考えるために、青山さんが本書で提示してくれている材料のひとつが、「made in occupied Japan」です。
訳すと、「被占領国家日本製」。
image[130426-03occupied.JPG]
[画像出典:「arte orientalis」様]
1945年8月15日の敗戦から6年半の間、日本は主権がありませんでした。
1947年5月3日に施行されたのが現憲法です。
さて、現憲法は「日本製」でしょうか?
あるいは…
現憲法の原案(英文)は「こう」ですが、訳文(日本文)では「こう」なっています。
どうしてこんな訳文になったのでしょうか?
はたまた…
現憲法の原案のコピーは、18歳以上なら国立国会図書館で誰でも入手できます。
なぜこれが学校で使われないのでしょうか?
image[140103-02kenpou.JPG]
[占領軍が日本の幣原首相(当時)に渡した英文の憲法草案。画像出典:「眞實一路の旅なれば(三瓶精二)」様>マッカーサー草案日本国憲法]
かつて、ドイツ連邦陸軍の将官に、青山さんはこう質問されたそうです。
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