ハル・ノートは「恥ずべき最後通牒」だ! ルーズベルトを批判した米共和党議員

2014.12.08 Monday 00:55
くっくり



 私はルーズベルトを許すことができない。
 この大戦は米国に三十万人の死亡者と七十万人の負傷者、そして五千億ドルの出費を米国にもたらした。

 日本には軍人、民間人合わせて三百万人以上の死亡者をもたらした。
 日本の物的、人的、精神的被害は計り知れない。

 その責任はルーズベルトが負っているのだ。】


 このように、フィッシュは戦争で命を落としたアメリカ人の犠牲を悼むだけでなく、日本人に対しても哀悼の念を表しています。

 そして、前出の「FDR: The Other Side of the Coin.」(1976年)でこう述べています。


【日本人はあの戦争を最後まで勇敢に戦った。
 我が国と日本のあいだに二度と戦いがあってはならない。
 両国は、偉大な素晴らしい国家として、自由を守り抜き、互いの独立と主権を尊重し、未来に向かって歩んでいかねばならない。

 日本が攻撃されるようなことがあれば、我が国は日本を防衛する。
 それが我が国のコミットメントである。
 そのことを世界は肝に銘じておかねばならない。】



 日系二世のノーマン・ヨシオ・ミネタが1971年にサンノゼ市長に当選した時、フィッシュがそれを喜んだ理由がよく分かりますよね。

 ちなみに、ミネタ氏はこの4年後にはワシントン議会下院議員となりました。

 その後はロッキード・マーティン社副社長を経て、クリントン政権で商務長官を、さらにジョージ・ブッシュ政権では運輸長官を務めたそうです。


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 日米開戦については、知日派で知られるアメリカのケビン・ドーク氏も、「正論」2013年9月号の対談記事でこう述べています。

【国際法上、日米戦争の始まりは日本の真珠湾攻撃ではありません。それは、1941(昭和16)年7月のルーズベルト大統領による日本の在米資産凍結です。これは当時の国際法では「戦争行為」にあたります。アメリカでは批判される見解かもしれませんが事実です。

 ですから、法律的には、真珠湾攻撃は日本の防衛行為だと解釈されます。日本はもともとアメリカを攻撃したくはなかったのに、ルーズベルトが仕掛けた。ただ、彼も日本と戦いたかったのではなく、国民の意識をナチス・ドイツとの戦いに向けようとしたのです。】

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