ハル・ノートは「恥ずべき最後通牒」だ! ルーズベルトを批判した米共和党議員

2014.12.08 Monday 00:55
くっくり


 しかしながら、ひとつの国家として、日本はその工業、商業航行および海軍のための石油なしには存立できなかった。

 日本は、コメおよび石油の購入を平和的に保証されたならばどのような条約にでも署名し、南方に対するいかなる侵略も停止したであろう。
 ただ、自由貿易を認めるだけでよかったのだ。

 どうしてイギリスが極東における数多くの領土を保有する絶対的な権利を持つべきであり、その一方で日本が近隣諸国からコメ、石油、ゴム、錫その他の商品を購入することさえもできないくらいの制限を米国によって課せられなければならないのか。
 こんな理不尽な話はあり得ない。

 米国の最後通牒を受け取った時点の日本は、四年にわたる戦争の結果、中国のほとんどの海岸線、大都市、かつ広範な領土および満州全土を掌握し、極東最大の勢力となっていた。
 このような強力な国家に対し、米国はこれ以上何を要求できると言うのか。

 天皇および近衛首相は、平和を維持するために信じられないほどの譲歩をするつもりでいたのである。
 非常に平和愛好者である首相の近衛公爵は、ルーズベルトとの会談を繰り返し要望していた。

 在日米国大使であったジョセフ・グルーは、日本がどれだけ米国と平和的関係を保ちたいと希望していたか承知しており首脳会談を強く要請した。

 日本は米国との開戦を避けるためならば何でもする用意があったであろう。
 しかし、ルーズベルトはすでに対日戦、対独戦を行うことを決意していたというだけの理由で日本首相との話し合いを拒否した。

 日本との間の悲惨な戦争は不必要であった。
 これは共産主義の脅威をより恐れていた日米両国にとって、悲劇的であった。

 我々は、戦争から何も得るところがなかったばかりか、友好的だった中国を共産主義者の手に奪われることとなった。
 イギリスは、それ以上に多くのものを失った。
 イギリスは中国に対して特別の利益と特権を失い、マレーシア、シンガポール、ビルマ、インドおよびセイロンをも失った。

 日本人は、高度な忠誠心、愛国心に満ちた、非常に感受性の強い、誇り高き、かつ勇敢な民族である。
 このような民族に『恥ずべき最後通牒ハル・ノート』を突きつければ、必ず戦争になるとルーズベルトは確信していた。

[7] << [9] >>
comments (6)
trackbacks (0)


<< 新社長になっても「反日ありき」が続く限り朝日は変わらない!
「アンカー」平昌五輪分離開催に協力し東京五輪を日韓共催に導く舛添都知事!? 02年日韓W杯を思い出せ! >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]