慰安婦問題年表(1)1965-2015
2014.10.27 Monday 19:11
くっくり
3月2日
外務省が「マグロウヒル」の教科書に記述の訂正を求めたことをめぐり、「国家の圧力」だと批判する米国の歴史学者の声明が米歴史協会の会報「歴史の展望」3月号(電子版)に掲載された。米コネティカット大のアレクシス・ダデン教授ら20人の連名によるもので、「歴史教科書の記述を抑圧しようとする日本政府の最近の試みへの失望」を表明し、「いかなる政府も歴史を検閲する権利を持つべきでない」と訴えた。また、「我々は事実を明らかにしようと取り組んできた日本や他国の多くの歴史学者と共に立ち上がる」とした。ダデン教授は「日本叩き」の急先鋒として知られており、同年1月16日のニューヨークタイムズ(電子版)には、「日本の尖閣諸島も竹島も北方領土もすべて国際的には日本の領土ではなく、安倍政権がその領有権を主張するのは危険な膨張主義の表れだ」という趣旨の論文が掲載されている。
3月17日
米大手教育出版社「マグロウヒル」の世界史教科書に慰安婦問題で事実と異なる記述がある問題で、秦郁彦・日本大学名誉教授ら日本の有識者19人が、明確な事実誤認部分8カ所について、「マグロウヒル」に訂正を求める声明を公表。事実誤認部分は、同日、日本外国特派員協会で行われた、秦郁彦氏と大沼保昭・明治大学特任教授の会見で明らかにされた。秦氏は「マグロウヒル」の教科書について、「26行という短い文章でこれほど事実の間違いが多い記述を私は見たことがない」「慰安婦問題は終わったし、終わらせるべきだと思う」などと述べた。元アジア女性基金理事でもある大沼氏は、「日本が反省を明確にすれば、韓国の市民社会はそれを評価してくれるだろうと、1970年代から90年代期待していたが、残念ながらそういう成熟を示さなかった。そのことも日本の方の側の謝罪疲れをもたらした」と述べるとともに、日韓メディアのほか米メディア、特にCNN、FOX、New York Timesを名指しした上で、「自己の権力性、自己の報道がもたらすネガティブな影響にも敏感で謙虚であるべきだ。慰安婦問題は、こうしたメディアの権力性それに随伴するこの当事者個々人を抑圧してしまう、ネガティブな機能が典型的に現れた事例だ」と苦言を呈した。
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