慰安婦問題年表(1)1965-2015

2014.10.27 Monday 19:11
くっくり



7月31日
小渕内閣の中川昭一農林水産大臣が就任直後の記者会見で、「中学校の教科書に従軍慰安婦に関する記載があるのは疑問」「強制連行があったかどうかは分からない」などと述べたが、中国、韓国からの強い反発を受け、翌8月1日、発言を撤回した。

8月1日
朝日新聞が社説で「これで『外交の小渕か』」と題し、「歴史の事実に目をつぶる」「河野談話への挑戦」と前日の中川農相の発言を批判。

8月
国連人権委員会差別防止・少数者保護小委員会で、アメリカのゲイ・マクドゥーガル国連人権委員会特別報告者の「武力紛争時における組織的強姦、性奴隷及び奴隷類似慣行に関する最終報告書」(「マクドゥーガル報告書」)が採択され、附属文書で、日本の慰安婦の制度は「奴隷制」であり、慰安所は「強姦収容所」、慰安婦は強姦、性暴力を受けた「性奴隷」であるとし、慰安婦の日本政府に対する賠償請求権を認め、政府、軍関係者、兵士個人も訴追し、裁くべきであるとした。これは人権小委員会の勧告としては採択されず。

8月
韓国で「ナヌムの家」の隣に建てられた「日本軍慰安婦歴史館」がオープン。

8月4日
読売新聞が「『慰安婦』問題をもてあそぶな」と題した社説で、「わざわざ韓国の反発をそそのかしているような報道がある」「(中川農相が発言を撤回したのは)歴史を捏造していた一部マスコミが、捏造への反省も訂正もないまま、重ねて問題発言だとして騒いだからだ」と朝日新聞を暗に批判する。

11月
『諸君!』(1998年11月号)において、秦郁彦が吉田清治本人が自著をフィクションであることを認めたと述べる。

11月
改定版として出版された広辞苑5版は、旧版に加筆修正された。
【朝鮮人強制連行】日中戦争・太平洋戦争期に百万人を超える朝鮮人を内地・樺太(サハリン)・沖縄・東南アジアなどに強制的に連行し、労務者や軍夫などとして強制就労させたこと。女性の一部は日本軍の従軍慰安婦とされた。
【従軍慰安婦】日中戦争・太平洋戦争期、日本軍によって将兵の性の対象となることを強いられた女性。多くは強制連行された朝鮮人女性。


<1999年>

6月
前年に韓国政府が「アジア女性基金」の償い金を拒否した(一部の元韓国人慰安婦は受領済み)ことに対して、日本側が医療施設建設など事業転換を提案していたが、韓国政府が改めて拒否を通告。

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