山口采希さんの歌は日本人の道標

2014.10.25 Saturday 02:24
くっくり


 「空と海の向こう」は拉致被害者救出を訴える歌ですが、「拉致」という文字は全く入っていません。
 迷った末、入れることをやめたそうです。

 「被害者の家族や支援する人々の思いを、より多くの人に伝えたい。複雑な問題だからこそ、シンプルな歌詞にしたかった」のだそう。

山口采希さん路上ライブ 新曲を熱唱(SankeiNews)


 実は采希さんは拉致問題について以前は深く考えていなかったそうです。

 関心を抱いたのは平成24年の秋。
 拉致被害者救出活動の象徴であるブルーリボンを、ファンから渡されたのがきっかけでした。

 「こんなにも多くの人が被害に遭っていたことを、自分は知らなかったのか」と、愕然としたそうです。

 被害者の悔しさ、家族の身を切られる思いを知れば知るほど、他人事では済まされないと心を締め付けられ、多くの人にこの問題を受け止めてほしいという願いをこめて作ったのが、この「空と海の向こう」です。

 ♪ 見上げた空は続く
  想いも必ず届く
  変わらない笑顔はきっとそこにある
  必ず迎えに行くよ
  会いたいよ 今 会いたいよ 今
  過ぎ去った日々の分だけ抱きしめたい
  会いたいよ 今 会いたいよ 今
  あきらめないでね
  あきらめないから…


 現在、山口采希さんは、大阪府内の複合商業施設や高速道路サービスエリアで定期的に路上ライブを開き、府外でも拉致問題の啓発活動などに参加して楽曲を披露しています。

 歴史の勉強会などに招かれて歌うこともあるそうです。
 神社でのライブも多く、昨年は靖国神社での奉納演奏も実現しました。

【靖国神社秋季例大祭奉納演芸:歌謡曲】山口采希【2013年10月17日】



 山口采希さんは平成3年、東大阪市生まれ。

 小さな頃から歌が大好きで、河内音頭などを毎日のように歌っていたそうです。

 小学校高学年の時、盆踊りでのど自慢大会に出たところ、河内音頭の師匠の目に止まり「一緒に歌わないか」と誘われ、それからやぐらに立って歌を歌う生活が始まりました。


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