「アンカー」閣僚W辞任から見えた日本の闇と安倍総理の油断・傲慢・驕り

2014.10.23 Thursday 02:35
くっくり



青山繁晴
「これ、もう、想像の通りなんですが、この中之条町の普通の町民の人はみんな怒ってるわけですね。これ何で、その、小渕さんが大臣辞任したら、町長が、ま、無投票で当選はしてるんですけど、とにかく民主的な手続きで町民が選んだ町長が、何で辞めて、町政はほったらかしかいって言って、みんな怒ってるわけですよ。これまことに奇妙な、実は現象ですよね。で、この折田さんって方はですね、町長になる前に、だいたい30年ぐらい、その、小渕恵三元総理、それから小渕優子代議士、2代通じて、この経理をずっと預かってきたんですね。で、ご本人はですね、えー、私が、全部、政治資金収支報告書をチェックしてました、って言って、責任は自分でかぶるみたいなことをおっしゃってるんですが、さあこれは、その、折田さんが、元のいわば出納責任者の、ような立場として、責任を取るっていう、そういうきれいな話かというと、いや、地元の当事者に聞くと、話は全然違うんですよ。それは、こういうことです」

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村西利恵
「複数の地元当事者によれば、『プールした裏金を、地元の首長選挙などに使ってきた恐れがある』(一同ざわ)」

青山繁晴
「はい。不正な経理の操作をして、裏金を作ってそれを、みんなでプールすると。個人犯罪じゃなくて。個人がたまたま出来心でたとえば家買いたいから、着服したなんて事件じゃなくて、構造的にプールすることになってて、それを、小渕派の、首長、たとえば町長とか市長とか、あるいは地方議員とかを増やしていって、みんなで既得権益を増やしていって、地域を握って、ね、その利益を独占すると、いう体制を作るために、そのお金をどんどん選挙に使ってきた、恐れがあると。実は恐れがあるっていうのは僕が付け加えました。この地元の当事者たちは、使ってきたんですとおっしゃってるんですね」

村西利恵
「言い切った」

一同
「ええー」

青山繁晴
「はい。で、それは、日本人の良いところで、まあ明るみに出た以上は、もう自分は言わなきゃいけないと、覚悟決めてる人が、実はいるんですよ。その地域の、いわば地方政治家の中にもですね、いるんですが、しかし確認できてませんから、僕の方で、恐れがあると付け加えました。それから念のためですが、折田さんが町長選挙でやってたってことにすぐつながるわけではありません。それは本当は、捜査機関がちゃんとやるべきことなんですよね(一同同意)。で、さらにもう1個付け加えなきゃいけないのが、これ、小渕事務所だけのことだと思う有権者がはたしていらっしゃるんでしょうか。僕も、元政治記者の僕も、そう思いません。選挙も数知れず見てきましたが、ああー、と思い当たることがあってですね。その、大物政治家ほど、その、政治記者は普段、東京にしかいないんですけど、ま、いちおう努力して、あの、会社にも頼んで出張させてもらって、地域に行くと、もう完全にこうサークルが出来上がってるじゃないですか。こう、その、大物政治家を頂点にして、その地域はもう、どこの地方議員も町長も全部つながってて、もうガチガチに、はっきり言うと、そのメディアも全部巻き込んで、つながってるってことがあるでしょう? あ、それは、単に結果じゃなくて、お金を通じてそうやってるんだっていうことがですね、選挙資金も、親分から流れていってやってるんだっていうことがですね、今さらながらですけど、改めて、僕によく分かったんですね。で、これは、1つの闇であって、いま何を言ったかというと、小渕さんの問題だけじゃないっていうことですね。で、したがって、小渕さんが辞めれば、それでこの問題がうやむやにされてはいけないってことであります。で、次の、もう1人、松島さんですが、この人も、ま、いわば、尻尾、この場合の尻尾は、また情けない尻尾なんですけど、尻尾が出てて、それ、辞任会見、見て下さい」

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