2014.10.06 Monday 16:43
くっくり
【本質は強制連行有無 韓国に人権侵害反論を】
現代史家 秦郁彦(はた・いくひこ)
32年山口県生まれ。東大法学部卒。大蔵省財政史室長などを経て拓殖大、千葉大、日本大で教授を歴任。専門は日本近現代史。著書に「慰安婦と戦場の性」など。
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8月5日、6日の朝日新聞紙面での慰安婦問題の検証結果、9月11日の朝日社長の「謝罪会見」で、朝日は32年間に16回にわたり登場させた吉田清治氏の慰安婦狩り証言を虚偽だったとして取り消した。
しかし、社長はそれ以外の慰安婦報道への立場は「いささかも揺らぎません」と断言した。13日の社説では、慰安婦問題の本質は「戦時下の女性の尊厳や人権であり、取り組まなければならないのは被害者の救済や日韓の和解」と強調している。
わが国の運動体や国連の人権委員会を中心とする「国際世論」と共通する志向だが、問題の本質は「強制連行」の有無に絞られると判断してきた筆者の目には「苦し紛れのすり替え」としか映らない。
戦前期には日本内地や植民地の朝鮮等では売春は合法で、職業としての売春婦は公娼(こうしょう)と呼ばれた。TVドラマの「おしん」では、幼少のヒロインは子守、姉は女工、母親は温泉旅館の仲居という設定だが、もし公娼として身売りされ、ついで慰安婦として戦場へ向かったとしても、当時の小作農家ではありふれた生活風景だったろう。
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