西野瑠美子「慰安婦の強制連行があったことは否定できない」

2014.10.06 Monday 16:43
くっくり



 そして、これまで数多く紹介された元韓国人慰安婦たちの「拉致連行」について、家族、隣人、友人など第三者の目撃証言は皆無です。

 となると、「誰」が連行を証言しているのか?の「誰」は本人しかあり得ません。
 そのことをぼやかして書く西野氏は卑怯です。

 何よりも「業者による就業詐欺などの例が多い」と認めている以上、まずは業者や、娘を売った親を責めるべきではないかと思うのですが、西野氏は日本を責めるばかりです。

 西野氏の隣りに載ってる秦郁彦さんの寄稿(後ほど紹介します)を読めば、それがいかに欺瞞に満ちた主張であるかが分かります。

 なお、西野氏らは未だにスマラン事件(白馬事件)を出してきますが、この事件は日本軍の末端の将校が軍の方針に反して女性を強制連行し、2カ月後に上層部に判明して停止され、戦後は死刑になった戦争犯罪で、むしろ「日本軍の組織的な強制連行」がなかったことを証明する事例です。

 あと、「中国山西省の被害者の証言は、東京高裁判決で事実認定されている」とありますが、私は正直この裁判そのものについては知りません。

 ただ、日本政府は慰安婦裁判など戦後補償の裁判では、日韓請求権協定で法的に解決済みであるとして、事実関係については争わない方針をとっています。

 裁判では、当事者が争わない事実は真実として扱われてしまいますから、この裁判の判決でもそのように扱われたのでしょう。

 逆に言えば、日本政府がこの種の裁判で事実関係を否定しない限り、中韓や西野氏らのような人々に「事実認定された」と利用され続けることになります。


 もうひとつ、指摘しておきたいことがあります。

 もともと西野氏らは「従軍慰安婦」という呼称を使っていました。
 (念のため確認しておきますが、「従軍」とは「軍属」を意味します)

 それがいつの間にか「慰安婦」になっている。しかもカッコ付き。

 Wikipedia>「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクション・センターに、その理由がこう書かれてありました。

【「慰安婦という呼称は実態から甚だしくかけ離れている」として、「慰安婦」という括弧付きの表記を行っている。この場合その意味は軍性奴隷あるいは強姦被害者を意味しており、英文でも“sex slave”“comfort women”と表現している】

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