英霊と私たちをつなぐ架け橋 「死ぬ理由、生きる理由 -英霊の渇く島に問う-」

2014.09.06 Saturday 02:58
くっくり



 沖縄に関する部分で、青山さんはこう述べておられます。

【そのおばあたち(くっくり註:白梅学徒隊の語り部の方々。おばあは沖縄では尊敬語)に、ぼくは何年もかけて申しているのは、わたしたちが敗戦後に考えてきたことは本当は違っているんじゃないでしょうかということです。
 この沖縄戦にやってきた兵庫県民も東京都民も、本土のどこの出身者も自分のことを考えて沖縄に来たのではなく、沖縄県民を護り、日本を護るためにみんな来たんです。
(中略)わたしたちは、あの戦争に負けはしたけれども、硫黄島の英霊の方々を、敵だったアメリカこそが尊敬しているように、「わたくしを捨てて人のために生きる」という日本人の生き方が現れたのも、また沖縄戦ではないでしょうか。】

 本書の背骨を貫いているのは、まさにこの部分です。

 あの戦争の時、「私」ではなく「公」のために生きた方々が大勢いて、それにより祖国は護られ、今の私たちがいるのだという、青山さんの強い想いです。

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 硫黄島クルーズでは、当初は天候が悪かったのに、硫黄島周遊の時に突然晴れて、しかも硫黄島にかかる虹まで現れました。

 この時のことを、青山さんはあとがきで、「過去と今をつなぎ、英霊とぼくらをつなぐ架け橋に見えました」と振り返っておられます。

 私は、青山さんのこの本こそが、英霊と私たちをつなぐ架け橋ではないかと感じました。

 私たちの祖国日本を再建したいと思っているすべての皆様に、ぜひ読んでいただきたい本です。

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