英霊と私たちをつなぐ架け橋 「死ぬ理由、生きる理由 -英霊の渇く島に問う-」
2014.09.06 Saturday 02:58
くっくり
【硫黄の烈しく噴き出る島に
今も取り残されたままの栗林忠道陸軍中将をはじめ
およそ一万と千人の日本国民に
ただ一杯の水のごとく
このちいさき書を捧ぐ。】
image[140611-11shukkou.jpg]
このような感じのカラー口絵が32ページもあり、ちょっとした写真集のようにもなっています。
乗客の皆さんと一緒に、青山さんの講演を追体験できます。
全276ページのうち200ページほどが、硫黄島クルーズの講演の書き起こしです。
とても臨場感にあふれていて、「マイクが不調で聞き取りづらくてごめんなさい」的な発言までちゃんと再現されています。
「えっ?講演の内容をそのまま文字にしただけ?手抜きでは?」
……などとおっしゃるなかれ!
実は、青山さんにとって、「最初から文章を新しく書きおろしていく方が、講演録に手を入れるより、ずっと楽、時間も取らない」のだそうです。
理由は、「講演の起こしを本にしていくとき、すでに行った講演そのものを変えないように、文法を微妙に正したり、方向転換をモデレート(穏やか)にしたり、事実関係を確認したり、非常に微妙な作業を、一行一行、延々と続けることになる」ためだそうです。
なので、「講演を本にするオファーはこれまで全部お断りしてきた」のだとか。
そんな青山さんが、今回あえて初めてそれに取り組まれた理由とは?
このあたりのことは、青山さんの公式ブログの7/19付に書かれてあります。
熱心なファンの方はよくご存知でしょうが、青山さんの日本語へのこだわりは並外れています(悪い意味ではなく良い意味で)。
どの言葉を漢字にし、どの言葉をひらがなで表現するか、といったことに非常にこだわりをお持ちです。
(ちなみに私の「水曜アンカー」青山さんコーナーの起こしでは、そのあたり完全に私の独断でやらせていただいてますが、青山さんからクレームが来たことは一度もありません)
image[140611-13Vkouen2.jpg]
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