「アンカー」内閣改造と党役員人事に込められた安倍総理の意図(付:池上彰氏vs朝日新聞)
2014.09.04 Thursday 02:44
くっくり
岡安譲
「ということですね」
青山繁晴
「狙いは、これは、外交じゃないんです。何に狙いがあるかというと、これです」
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村西利恵
「財務省の言い分の聞き役」
青山繁晴
「はい。思い出して下さい。谷垣さんは、法務大臣だったですね(一同同意)。その法務大臣が、突然、その、法務大臣なのに、消費増税10%をちゃんとやるべきだ!ってことを言いまして」
岡安譲
「先月おっしゃいました」
青山繁晴
「これあの、この番組にも、視聴者から正しいご質問、ギモズバへのご質問いただいてて、法務大臣がなぜ財務大臣みたいな顔をして言うんですかと。ね。これ、もちろん、財務省が頼んだんですよ。谷垣さん、元財務大臣で、もう財務官僚に優しいってんで有名ですから。もともと人柄も優しいけど。ね。だから、言わせたってことが安倍さんにこう、ガーンと分かるわけですよ。ね。ということは、この、財務省の言い分を聞く役を、作っておくと。幹事長は、消費増税を決定できません。ね。決定権者はあくまで内閣総理大臣、最終的には。財務大臣と協議するけど。ね。幹事長との協議は、財務大臣との協議のいわば後回しに過ぎない。しかも先ほど、新幹事長になった谷垣さんの記者会見、皆さんニュースでご覧になったでしょ? よーく全ての情報をちゃんと総合し、勘案しってことを総理から言われましたってことを、谷垣さんははっきりおっしゃってた」
岡安譲
「ええ」
青山繁晴
「谷垣さんのいわば、ちょっと偉そうな言い方で恐縮ですが、良いところは、その、その任に就いたら、その自分の個人的考えよりも、その、任務で生じる責任の方を大事にするから、幹事長っていうのは総裁、総理総裁の言うことを聞くのが幹事長なんで。石破さん、との、いわば軋轢で、自民党内がもう一度勉強したのもそれです。谷垣さん自身も含めて。だから、総理の意向にいわば従うように、消費増税10%というのは、ほんとに景気が良くなってるのか、10%にしても大丈夫かってことをちゃんと考えますってことを、もう、最初の会見で言ったわけですよね。そうすると、財務官僚としては言うことを、十分聞いてくれるんだけども、聞き役だけに終わるんじゃないかっていうふうになって、財務省に対してコントロールが少し効くようになると。それが狙いです」
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